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第三種電気主任技術者令和7年度 下期法規問 4

令和7年度 下期 第三種電気主任技術者 法規 問4

難度標準

次の文章は,電気設備の接地に関する記述であるが,「電気設備技術基準の解釈」から判断して不適切なものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

選択肢

解説

結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成

展開
結論Layer 1

令和7年度下期の法規は2025年4月1日施行の規定に基づく。

詳細Layer 2
展開

経済産業省「電気設備の技術基準の解釈」2024年10月22日版では、機械器具の金属製の台・外箱等について第29条第1項・29-1表が300 V以下の低圧にD種、300 V超の低圧にC種、高圧にA種接地工事を求める。第17条はD種の接地抵抗を原則100 Ω以下、C種を原則10 Ω以下とし、低圧電路の地絡を0.5秒以内に自動遮断する装置がある場合はどちらも500 Ω以下とする。A種の接地線には直径2.6 mm以上の軟銅線を認める。第29条第2項の接地省略は条件付きであり、漏電遮断器による第5号の例外は「水気のある場所以外の場所」に限る。第1号の乾燥場所の例外も水気のある場所には及ばない。したがって水気のある場所で漏電遮断器の動作時間0.1秒だけを理由に接地を省略した(4)が不適切であり、公式正答も(4)である。なお(2)の交流100 Vについては、使用電圧だけでは対地電圧は一意に定まらない。通常の100 V回路で対地電圧が150 V以下という前提で、乾燥場所の省略規定を適用する。

各選択肢の解説

(1)

使用電圧 200 V の機械器具の鉄台に施す接地工事の接地抵抗値を 90 Ωとした。

適切。使用電圧200 Vは低圧300 V以下なので第29条第1項・29-1表のD種接地工事に当たる。第17条第4項の原則は100 Ω以下であり、90 Ωはこれを満たす。

(2)

使用電圧 100 V の機械器具を屋内の乾燥した場所で使用するので,その機械器具の鉄台の接地工事を省略した。

適切(通常の100 V回路を前提とする)。第29条第2項第1号は交流の対地電圧150 V以下、又は直流の使用電圧300 V以下の機械器具を乾燥した場所に置く場合に接地省略を認める。直流100 Vなら電圧条件を満たし、交流も通常の100 V回路で対地電圧が100 Vなら満たす。ただし使用電圧だけでは対地電圧は一意に定まらないため、交流の任意の結線で省略できるという意味ではない。

(3)

使用電圧 440 V の機械器具に電気を供給する電路に動作時間が 0.1 秒の漏電遮断器が施設されているので,その機械器具の鉄台の接地工事の接地抵抗値を 300 Ωとした。

適切。使用電圧440 Vは低圧300 V超なのでC種接地工事となる。第17条第3項の接地抵抗は原則10 Ω以下だが、地絡時に0.5秒以内に自動遮断する装置がある場合は500 Ω以下でよい。動作時間0.1秒の漏電遮断器がある本肢の300 Ωはこの特例内である。

(4)

水気のある場所で使用する使用電圧 100 V の機械器具に電気を供給する電路に動作時間が 0.1 秒の漏電遮断器が施設されているので,その機械器具の鉄台の接地工事を省略した。

不適切。第29条第2項第5号の漏電遮断器による接地省略は、水気のある場所以外の場所に限られる。動作時間0.1秒でも水気のある場所には適用できない。第1号の省略も乾燥した場所に限られ、水気のある場所は含まれない。他の省略事由も問題文に示されていないので、100 Vの鉄台にはD種接地工事が必要である。

(5)

使用電圧 3 300 V の機械器具の鉄台に施す接地工事の接地線に,直径 2.6 mm の軟銅線を使用した。

適切。使用電圧3 300 Vは高圧に当たり、第29条第1項・29-1表でA種接地工事となる。第17条第1項第2号ロは、可とう性を要する部分の別規定を除き、接地線に直径2.6 mm以上の軟銅線を認める。本肢の2.6 mmは下限を満たす。

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解説は公式の問題文・公式解答を基に作成しています。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。

最終更新:

出典:令和7年度下期第三種電気主任技術者試験 法規科目 問4。問題文・選択肢を読みやすく整形。

検証プロセス・誤り報告フローは 運営透明性レポートで公開しています。

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