正解は「Di(a+)の日本人は約10%」です。
第71回(2025年実施) 臨床検査技師 午後 問84
血液型で正しいのはどれか。
選択肢
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本問で用いる血液型頻度の知識です。Bombay型のH抗原欠損、weak Dの量的なD発現低下とpartial Dの質的変化、Duffy陰性と三日熱マラリア抵抗性の関係をそれぞれ区別します。集団頻度は対象集団によって変動します。
各選択肢の解説
- 1
Bombay 型はH 抗原を持つ。
Bombay型の赤血球はH抗原を欠きます。H抗原はA・B抗原形成の前駆物質なので、H抗原を持つという記述は誤りです。
- 2
Xg(a+)は女性より男性に多い。
Xg(a+)は一般に男性より女性で多いとされます。X染色体上の遺伝子と関連する血液型で、設問の男女の関係は逆です。台湾人78人の原著ではXg(a+)は女性41/47・男性19/31と女性が高率でしたが、この小標本の割合を全人口や日本人の固定頻度としては扱いません。
- 3
Di(a+)の日本人は約10%である。
日本人のDi(a+)頻度は本問では約10%として扱われ、この肢が公式正答です。頻度は対象集団によって異なり、全ての集団で一定ではありません。東京・千葉の日本人2,397人を調べた原著のDi^a遺伝子頻度0.047・0.048から、Hardy-Weinberg平衡を仮定したDi(a+)頻度は約9.2~9.4%となり、約10%という概数に整合します。
- 4
weak D はD 抗原のエピトープの一部が欠損している。
weak Dは典型的にはD抗原の量的な発現低下です。一部のDエピトープの欠損・変化という質的異常はpartial Dとして区別します。
- 5
Fy(a+b+)は三日熱マラリア原虫の感染に抵抗性を示す。
三日熱マラリア抵抗性との代表的な関連はDuffy抗原を欠くFy(a−b−)です。Fy(a+b+)は両抗原を発現するため、記述は誤りです。
解説・公式出典について
解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。
最終更新:
出典:厚生労働省「第71回臨床検査技師国家試験」午後 問84(問題・正答)。解説は独自作成です。
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