正解は位相相殺と生理的な時間的分散です。
第72回(2026年実施) 臨床検査技師 午後 問21
健常者の尺骨神経で行った逆行性記録法による感覚神経伝導検査の記録波形(別
冊No. 5)を別に示す。
感覚神経活動電位〈SNAP〉の振幅が刺激部位によって図示するように低下する機
序はどれか。2 つ選べ。
選択肢
正解は2つあります。2つ選ぶと採点します(選択中 0/2)
解説
結論 → 詳細 の 2 層構成
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原図では刺激部位が近位になるほどSNAPの潜時が延び、振幅が低下します。健常神経でも線維ごとの伝導速度差が長い伝導距離で拡大し、各波形の位相が相殺されます。
各選択肢の解説
- 1
不応期
不応期は活動電位の直後に再興奮しにくくなる時期です。異なる刺激部位を比較した本問の正常な振幅低下の説明にはなりません。
- 2
位相相殺
線維ごとの電位の到達時刻がずれると、正負の位相が重なって相殺されます。合成されたSNAPの振幅を低下させる機序です。
- 3
逆行性伝導
逆行性伝導は本問で採用した記録方向です。その記録法であることだけでは、伝導距離の増加に伴う振幅低下の機序を説明できません。
- 4
伝導ブロック
伝導ブロックは一部の線維で興奮が伝わらない病的現象です。健常者の長い伝導距離によるSNAP減衰を、振幅低下だけでブロックと断定しません。
- 5
生理的な時間的分散
線維の伝導速度には正常でも差があり、距離が長いほど到達時刻の差が大きくなります。生理的時間的分散と位相相殺が本図の振幅低下に関わります。
解説・公式出典について
解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。
最終更新:
出典:厚生労働省「第72回臨床検査技師国家試験」午後 問21(問題・正答)。解説は独自作成です。
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