損益分岐点売上高は、固定費を限界利益率で割って求めます。
令和6年度 春期 高度試験共通 午前I 問29
損益計算資料から求められる損益分岐点売上高は,何百万円か。
〔損益計算資料:百万円〕売上高500、材料費(変動費)200、外注費(変動費)100、製造固定費100、総利益100、販売固定費80、利益20。
選択肢
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
展開閉じる
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
詳細Layer 2展開閉じる
表の変動費は材料費200+外注費100=300百万円なので、変動費率は300/500=0.6、限界利益率は1-0.6=0.4です。固定費は製造固定費100+販売固定費80=180百万円ですから、損益分岐点売上高は180/0.4=450百万円となり、ウが正解です。この売上高では変動費が270、固定費が180で、費用合計450と売上が一致します。製造固定費だけでなく販売固定費も含めます。
各選択肢の解説
- ア
225
誤りです。225百万円は、例えば外注費100だけを変動費とみなして変動費率を0.2とし、180÷0.8と計算した場合の値です。正しい変動費で計算すると、売上高225では変動費135+固定費180=315となり、90百万円の損失が出るため損益分岐点ではありません。
- イ
300
誤りです。300百万円は、材料費200だけを変動費とみなして変動費率を0.4とし、180÷0.6と計算した場合の値です。外注費100も変動費なので変動費率は0.6です。売上高300では変動費180+固定費180=360となり、60百万円の損失が出ます。
- ウ
450
正しいです。変動費は材料費200+外注費100=300なので、変動費率は300÷500=0.6、限界利益率は0.4です。固定費は製造固定費100+販売固定費80=180です。損益分岐点売上高は180÷0.4=450百万円で、このとき変動費270+固定費180=450となり、利益はちょうど0です。
- エ
480
誤りです。480百万円は、変動費300+固定費180の合計で、現在の売上高500から利益20を引いた総費用にあたります。損益分岐点売上高は固定費÷限界利益率で求めます。売上高480では変動費288+固定費180=468となり、12百万円の利益が残ります。
分野「経営戦略」の学習ポイント
この問題の理解を「分野全体の力」に広げるための足がかり
- 何が問われるか
- 本問の分野で問われる代表的な知識・用語の整理。
- 学習の進め方
- 正解/誤答の選択肢ごとに「なぜ正しい / なぜ違うのか」を1行ずつ言語化すると定着する。
この問題を AI と深掘りする
用語解説・選択肢分析・類題生成をその場で対話。クイズモードでは解答→解説がゼロ遷移。
関連する問題
経営戦略 の他の問題
- 高度試験共通2009年度 秋期 午前I 問26デルファイ法を説明したものはどれか。
- 高度試験共通2009年度 秋期 午前I 問27ラディカルイノベーションの説明として、適切なものはどれか。
- 高度試験共通2009年度 秋期 午前I 問28セル生産方式の利点が生かせる対象はどれか。
- 高度試験共通2009年度 秋期 午前I 問29表の条件で喫茶店を開業したい。月10万円の利益を出すためには、1客席当たり 1日何人の客が必要か。 〔開業条件〕 客1人当たり売上高500円、客1人当たり変動費100円、固定費300,000円/月、1か月の営業日数20日、客席数10席。
- 高度試験共通2009年度 春期 午前I 問29ゲーム理論を使って検討するのに適している業務はどれか。
他年度の「経営戦略」問題
高度試験共通 の同じ分野を年度をまたいで演習する
- 令和7年度 秋期高度試験共通 午前I 問25投資の意思決定手法の一つである PBP 法に関する記述として、適切なものはどれか。
- 令和5年度 秋期高度試験共通 午前I 問23バックキャスティングの説明として、適切なものはどれか。
- 令和4年度 秋期高度試験共通 午前I 問8顧客に、A~Zの英大文字26種類を用いた顧客コードを割り当てたい。現在の顧客総数は8,000人であって、毎年,前年対比で2割ずつ顧客が増えていくものとする。3年後まで全顧客にコードを割り当てられるようにするためには、顧客コードは少なくとも何桁必要か。
- 令和3年度 秋期高度試験共通 午前I 問26バリューチェーンの説明はどれか。
- 令和2年度 10月試験高度試験共通 午前I 問23情報戦略の投資効果を評価するとき、利益額を分子に、投資額を分母にして算出するものはどれか。
高度試験共通 の学習ガイド
情報処理安全確保支援士のメリット|年収・転職・登録制資格の価値
情報処理安全確保支援士(SC・登録セキスペ)取得のメリットを、年収・転職市場・業務範囲・登録制資格の側面から解説。費用対効果と登録後の維持コストもまとめます。
情報処理安全確保支援士 午後(記述式)対策|記述問題の答え方と頻出テーマ
情報処理安全確保支援士(SC)の午後は記述式(2023年秋から午後I・II統合で150分・4問中2問選択)。記述問題の答え方・頻出テーマ(インシデント対応・ゼロトラスト・クラウドセキュリティ)ごとの解答の組み立て方を紹介します。
情報処理安全確保支援士試験 出題傾向の最新分析【2026年最新】|増えた論点・捨て論点
情報処理安全確保支援士試験の直近2年の出題傾向を分析し、増加している新論点・減少している論点・捨てて良い論点を整理。学習計画の優先度付けに活用できます。
情報処理安全確保支援士試験 過去問の解き方完全ガイド|AI解説で時短する5ステップ
情報処理安全確保支援士試験の過去問を効率的に回すための5ステップを紹介。AIコパイロットを使った時短解説の取り方、復習タイミング、選択肢分析の手順までまとめました。