舌部分切除と人工真皮貼付後は創部保護のため術後早期の経口摂取を避け、A期には経鼻経管栄養を行う。術後7日目の抜糸を境にB期に経口摂取へ移行する計画表である。
第119回(2026年実施) 歯科医師 問題A 問70
70 68 歳の男性。右側舌縁部の疼痛を主訴として来院した。2 か月前から同症状を
自覚するようになったがそのままにしていたところ、徐々に増悪してきたという。
既往歴に特記事項を認めず、体格は中等度、栄養状態は良好である。画像検査と生
検の結果、扁平上皮癌(T2N0M0)と診断し、全身麻酔下に舌部分切除術と人工真皮
貼付術を施行した。初診時の口腔内写真(別冊No. 22)を別に示す。治療計画を表に
示す。
手術前日
手術当日
術後
1 日目
術後
2 日目
術後
3~6 日目
術後
7 日目
術後
8~9 日目
術後10 日目
退院予定日
処置・治療麻酔科診察
舌部分切除術
人工真皮貼付術
口腔内
消毒・観察
抜糸
口腔内
消毒・観察
検 査
血液検査
血液検査
活 動
制限なし
安静
制限なし
食事・栄養
夕食軽食
欠 食
説明・教育
手術内容
確認
術後説明
退院説明
食事指導
治療計画表中の栄養管理のAとBの組合せで正しいのはどれか。1 つ選べ。
A B
選択肢
解説
解説本文
展開閉じる
解説
解説本文
各選択肢の解説
- a
経鼻経管栄養
胃 瘻
胃瘻はこの短期の術後経過で予定されておらず、B期の経口摂取への移行を表さない。
- b
経鼻経管栄養
経口摂取
A期の経鼻経管栄養からB期の経口摂取への移行が表の術後日程に合う。
- c
末梢静脈栄養
経口摂取
末梢静脈栄養は短期の補助にはなっても、この計画のA期に腸管を使える状態での主たる栄養法を表さない。
- d
末梢静脈栄養
経鼻経管栄養
A期とB期が末梢静脈栄養から経鼻経管栄養へ移る組合せは、術後回復に伴う経口移行と逆になる。
- e
中心静脈栄養
経口摂取
中心静脈栄養は腸管利用が可能なこの症例でA期の第一選択ではない。
解説・公式出典について
解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。
最終更新:
出典:厚生労働省『第119回歯科医師国家試験』問題A 問70(問題・正答)。解説は独自作成です。
制作・確認範囲・誤り報告の手順は 静的解説の確認方針で説明しています。出典リンクや自動テストだけで、解説全体の正確性が保証されるわけではありません。
この問題を AI と深掘りする
用語解説・選択肢分析・類題生成をその場で対話。クイズモードでは解答→解説がゼロ遷移。
関連する問題
口腔外科学 の他の問題
- 歯科医師第118回(2025年実施) 問題A 問77 顎関節部MRI(別冊No. 1)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。1 つ選べ。
- 歯科医師第118回(2025年実施) 問題A 問88 甲状舌管囊胞の発生原因はどれか。1 つ選べ。
- 歯科医師第118回(2025年実施) 問題A 問2020 女性に好発するのはどれか。1 つ選べ。
- 歯科医師第118回(2025年実施) 問題A 問2121 21 歳の男性。下顎右側智歯部の疼痛と腫脹を主訴として来院した。3 日前から 右側顎下部に腫脹が出現し、徐々に拡大し嚥下痛が強くなり、飲水ができないとい う。体温は37.8℃、腫脹部は弾性硬で、開口量は20 mm、呼吸障害は認めない。 初診時の顔貌写真(別冊No. 3A)、…
- 歯科医師第118回(2025年実施) 問題A 問3030 80 歳の女性。上顎右側歯肉の腫脹を主訴として来院した。2 か月前から徐々に 増大してきたという。15 年前に脳梗塞を発症し、10 年前から関節リウマチと骨粗 鬆症で投薬を受けている。初診時の口腔内写真(別冊No. 7A)、エックス線画像(別 冊No. 7B)、造影CT(別…
他年度の「口腔外科学」問題
歯科医師 の同じ分野を年度をまたいで演習する

