MRI 撮影室には電波シールド(RF シールド)を設けます。
第77回(2025年実施) 診療放射線技師 午後 問1
MRI 検査室の管理で正しいのはどれか。
選択肢
解説
結論 → 詳細 の 2 層構成
展開閉じる
解説
結論 → 詳細 の 2 層構成
詳細Layer 2展開閉じる
目的は2つあります。1つは装置が出す高周波(RF)パルスが室外へ漏れて周囲の機器や通信に影響しないようにすること、もう1つは室外から入る電波雑音が微弱な MR 信号に混入し、画像にアーチファクトが出るのを防ぐことです。したがって選択肢4が正しいです。公式正答値表の PM1 も「4」です。
各選択肢の解説
- 1
撮影室内の照明は蛍光灯を使用する。
誤り。蛍光灯は点灯回路(安定器など)から高周波ノイズを出し、MR 信号に雑音として混入するおそれがあります。また、強い磁場の中では正常に点灯しないこともあります。そのため撮影室内では、ノイズの出ない直流点灯の照明などを使います。
- 2
0.4 T 以下の装置では電波法の申請が不要である。
誤り。MRIはRFパルスを使う高周波利用設備です。電波法上の手続きの要否は設備の条件によるため、静磁場が0.4 T以下という条件だけで不要とはいえません。
- 3
永久磁石型装置では強制クエンチ用排気スイッチを設置する。
誤り。クエンチは超電導磁石の超電導状態が失われ、冷却用の液体ヘリウムが急に気化する現象です。永久磁石型装置ではこの現象は起こらず、強制クエンチ用の設備を設けるという記述は不適切です。
- 4
電波シールドの設置目的は漏えい電波と外来電波の影響を防ぐためである。
正しい。電波シールドは、室外へ漏れる電波と、外から入る電波の影響の両方を防ぐために設置します。
- 5
JIS 規格では漏えい磁場が0.2 mT を超える領域に立入制限の境界線を引く。
誤り。0.2 mTという記述は誤りです。境界値は適用する規格の版に従って確認します。IEC 60601-2-33第4版(2022年)では0.9 mTが扱われ、従来の0.5 mTの扱いと区別する必要があります。
解説・公式出典について
解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。
最終更新:
出典:厚生労働省「第77回診療放射線技師国家試験」午後 問1(問題・正答)。解説は独自作成です。
制作・確認範囲・誤り報告の手順は 静的解説の確認方針で説明しています。出典リンクや自動テストだけで、解説全体の正確性が保証されるわけではありません。
この問題を AI と深掘りする
用語解説・選択肢分析・類題生成をその場で対話。クイズモードでは解答→解説がゼロ遷移。
関連する問題
午後 の他の問題
他年度の「午後」問題
診療放射線技師 の同じ分野を年度をまたいで演習する