拡散強調像は、MPG(motion probing gradient)を加えることで、水分子のブラウン運動(拡散)の程度を信号の差として画像化したものです(選択肢5)。
第77回(2025年実施) 診療放射線技師 午後 問4
MRI の拡散強調像で正しいのはどれか。2 つ選べ。
選択肢
正解は2つあります。2つ選ぶと採点します(選択中 0/2)
解説
結論 → 詳細 の 2 層構成
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撮像には T₂ 強調の要素を持つエコー(多くは SE-EPI)を使うため、信号は組織の T₂ 値の影響も受けます。T₂ 値が長い病変は、拡散が制限されていなくても高信号に見えることがあり、これを T₂ shine-through といいます(選択肢2)。したがって選択肢2と5が正しいです。公式正答値表の PM4 も「25」(2と5)です。
各選択肢の解説
- 1
真の拡散係数が得られる。
誤り。拡散強調像から計算される拡散係数は、灌流(毛細血管の血流)などの影響も含むため、「見かけの拡散係数(ADC)」と呼ばれます。真の拡散係数は得られません。
- 2
組織のT₂ 値の影響を受ける。
正しい。拡散強調像の信号は T₂ 強調の要素を含むため、T₂ 値の影響を受けます(T₂ shine-through)。
- 3
急性期脳梗塞で低信号を呈する。
誤り。急性期脳梗塞では細胞性浮腫により水分子の拡散が制限されるため、拡散強調像では高信号になります(ADC は低下します)。
- 4
b 値が低いほど拡散が強調される。
誤り。b 値は MPG の強さと加える時間で決まり、b 値が高いほど拡散がより強調されます。
- 5
水分子のブラウン運動を画像化している。
正しい。拡散強調像は、生体組織中の水分子のブラウン運動(拡散)を画像化したものです。
解説・公式出典について
解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。
最終更新:
出典:厚生労働省「第77回診療放射線技師国家試験」午後 問4(問題・正答)。解説は独自作成です。
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