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第三種電気主任技術者令和7年度 上期法規問 7

令和7年度 上期 第三種電気主任技術者 法規 問7

難度標準

次の文章は,「電気設備技術基準の解釈」における分散型電源の高圧連系時の系統連系用保護装置に関する記述の一部である。

高圧の電力系統に分散型電源を連系する場合は,次のa)〜c)により,異常時に分散型電源を自動的に解列するための装置を設置すること。

a) 次に掲げる異常を保護リレー等により検出し,分散型電源を自動的に解列すること。

 ① 分散型電源の異常又は故障

 ② 連系している電力系統の短絡事故又は地絡事故

 ③ 分散型電源の[(ア)]

b) 一般送配電事業者又は配電事業者が運用する電力系統において[(イ)]が行われる場合は,当該[(イ)]時に,分散型電源が当該電力系統から解列されていること。

c) 分散型電源の解列は,次によること。

 ① 次のいずれかで解列すること。

  ・受電用遮断器

  ・分散型電源の出力端に設置する遮断器又はこれと同等の機能を有する装置

  ・分散型電源の[(ウ)]用遮断器

  ・母線連絡用遮断器

 ② 複数の相に保護リレーを設置する場合は,いずれかの相で異常を検出した場合に解列すること。

上記の記述中の空白箇所(ア)〜(ウ)に当てはまる組合せとして,正しいものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。

選択肢

解説

結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成

展開
結論Layer 1

法規科目の注意書き(注3)により、本問は令和7年4月1日現在で効力のある法令(「電気設備の技術基準の解釈」を含む)に基づいて作成されている。同日時点で効力のある解釈は令和6年10月22日改正版である。同版の附則では、20241004保局第1号は令和6年10月22日から施行するとされている。また、次の改正である20251104保局第2号は令和7年11月20日から施行されている。

詳細Layer 2
展開

本問は、この版の第229条【高圧連系時の系統連系用保護装置】に基づく穴埋め問題である。問題文との対応は次のとおりである。

・a) → 第229条第一号

・b) → 第二号

・c)① → 第四号イ

・c)② → 第四号ロ

保護リレー等の種類と設置場所・設置相数を定める第三号(229-1表・229-2表)は、出題では省略されている。

補足Layer 3
展開

(ア) 第一号は、保護リレー等で検出して分散型電源を自動的に解列すべき異常として、次の3つを掲げている。

・イ 分散型電源の異常又は故障

・ロ 連系している電力系統の短絡事故又は地絡事故

・ハ 分散型電源の単独運転

したがって(ア)は「単独運転」である。229-1表でも、検出する異常の一つとして「単独運転」が挙げられている。対応する保護リレー等は、周波数上昇リレー、周波数低下リレー、逆電力リレー、転送遮断装置又は単独運転検出装置である。このうち転送遮断装置は、分散型電源を連系している配電線の配電用変電所の遮断器の遮断信号を伝送し、分散型電源を解列するものとされている(同表※5)。

(イ) 第二号は、次のように定めている。「一般送配電事業者又は配電事業者が運用する電力系統において再閉路が行われる場合は、当該再閉路時に、分散型電源が当該電力系統から解列されていること」。したがって(イ)は「再閉路」である。再閉路とは、事故等で開放された遮断器を、一定時間後に再び投入する動作をいう。

(ウ) 第四号イは、解列に用いる箇所として次の4つを掲げている。

・(イ) 受電用遮断器

・(ロ) 分散型電源の出力端に設置する遮断器又はこれと同等の機能を有する装置

・(ハ) 分散型電源の連絡用遮断器

・(ニ) 母線連絡用遮断器

したがって(ウ)は「連絡」である。

以上より、(ア) 単独運転、(イ) 再閉路、(ウ) 連絡の組合せとなり、正答は(5)である。

各選択肢の解説

(1)

(ア) 単独運転 (イ) 系統切り替え (ウ) 連絡

誤り。(ア)「単独運転」と(ウ)「連絡」は第229条のとおりで正しい。しかし(イ)が誤りである。第二号が求めているのは「再閉路」が行われる場合に、当該再閉路時に分散型電源が解列されていることであり、「系統切り替え」ではない。(イ)の1か所だけが誤っている組合せである。

(2)

(ア) 過出力 (イ) 再閉路 (ウ) 保護

誤り。(イ)「再閉路」は第二号のとおりで正しいが、(ア)と(ウ)が誤りである。(ア)について、第一号が自動解列の対象として掲げる異常は「異常又は故障」「短絡事故又は地絡事故」「単独運転」であり、「過出力」は含まれない。229-1表の「検出する異常」の欄にも過出力はない。(ウ)について、第四号イに列挙される遮断器は「分散型電源の連絡用遮断器」であり、「保護用遮断器」ではない。

(3)

(ア) 単独運転 (イ) 系統切り替え (ウ) 保護

誤り。(ア)「単独運転」は第一号ハのとおりで正しいが、(イ)と(ウ)が誤りである。(イ)は第二号では「再閉路」であり、「系統切り替え」ではない。(ウ)は第四号イ(ハ)では「連絡用遮断器」であり、「保護用遮断器」ではない。

(4)

(ア) 過出力 (イ) 系統切り替え (ウ) 連絡

誤り。(ウ)「連絡」は第四号イ(ハ)のとおりで正しいが、(ア)と(イ)が誤りである。(ア)は第一号ハでは「単独運転」であり、「過出力」ではない。(イ)は第二号では「再閉路」であり、「系統切り替え」ではない。

(5)

(ア) 単独運転 (イ) 再閉路 (ウ) 連絡

正しい。(ア)「分散型電源の単独運転」は第一号ハと一致する。(イ)「再閉路」は第二号と、(ウ)「分散型電源の連絡用遮断器」は第四号イ(ハ)と一致する。いずれも令和7年4月1日時点で効力のある解釈第229条の記述どおりである。

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AI生成

解説は公式の問題文・公式解答を基に作成しています。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。

最終更新:

出典:令和7年度上期第三種電気主任技術者試験 法規科目 問7。問題文・選択肢を読みやすく整形。

検証プロセス・誤り報告フローは 運営透明性レポートで公開しています。

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何が問われるか
本問の分野で問われる代表的な知識・用語の整理。
学習の進め方
正解/誤答の選択肢ごとに「なぜ正しい / なぜ違うのか」を1行ずつ言語化すると定着する。
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