日付・季節などの手がかりを会話や板書で繰り返し示し、現実の認識を助ける関わりが何の技法かを問う問題。これはリアリティ・オリエンテーションであり、3が正答。
令和7年度 介護福祉士 学科 問89
Aさん(75歳,男性)は,認知症(dementia)で,通所介護(デイサービス)を利用している。介護福祉職が,「今日は何月何日でしょうか」と聞くと,Aさんは,「9月」と答えた。介護福祉職が,「今朝,Aさんの家の庭にあじさいが咲いていましたね」と言うと,Bさんが,「あじさいが咲くのは6月?」と答えた。介護福祉職は,「そうです。今日は6月22日です」と言い,ホワイトボードに日付とあじさいの絵を描いた。介護福祉職が,「6月生まれの方はいますか」と聞くが,返事がない。介護福祉職は,「今日は6月22日ですが,あと3日でAさんの誕生日ですね」と伝えた。
次のうち,介護福祉職が実施した技法として,適切なものを1つ選びなさい。
選択肢
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
展開閉じる
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
各選択肢の解説
- 1
タッチケア(touch care)
タッチケアは、手や背中にやさしく触れることで安心感を与え、コミュニケーションを図る方法である。事例では身体に触れる関わりはみられない。
- 2
アートセラピー(art therapy)
アートセラピーは、絵画や造形などの創作・表現活動を通して心理的な安定を図る療法である。事例で描いたあじさいの絵は、日付を思い出す手がかりとして使われている。
- 3
リアリティ・オリエンテーション(reality orientation)
介護福祉職は、季節の花や誕生日を話題にし、日付をホワイトボードに書いて、今日の日付を繰り返し伝えている。見当識を補う日常的なリアリティ・オリエンテーションに当たる。
- 4
ライフレビュー(life review)
ライフレビューは、人生を振り返って意味づけや評価を行い、自己の統合を支援する方法である。事例は過去の振り返りではなく、現在の日付の確認が中心である。
- 5
グリーフケア(grief care)
グリーフケアは、大切な人を亡くした人の悲嘆に寄り添い、立ち直りを支える援助である。事例の内容とは関係がない。
出典:公益財団法人社会福祉振興・試験センター 第38回(令和7年度)介護福祉士国家試験 問題89。解説は過去問AIが独自に作成したもので、公益財団法人社会福祉振興・試験センターとは関係ありません。
分野「認知症の理解」の学習ポイント
この問題の理解を「分野全体の力」に広げるための足がかり
- 何が問われるか
- 本問の分野で問われる代表的な知識・用語の整理。
- 学習の進め方
- 正解/誤答の選択肢ごとに「なぜ正しい / なぜ違うのか」を1行ずつ言語化すると定着する。
- 関連キーワード
- 認知症の理解Bパート
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