別冊No.1では、黄褐色の細い針状結晶が束状に集まっています。
令和7年度 臨床検査技師 午前 問9
尿沈渣に認められた結晶(別冊No. 1)を別に示す。
考えられるのはどれか。
選択肢
解説
結論 → 詳細 の 2 層構成
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解説
結論 → 詳細 の 2 層構成
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ビリルビン結晶に合う形態です。閉塞性黄疸では胆汁の排出が妨げられ、水溶性の抱合型ビリルビンが血中で増加して尿中にも排泄されるため、選択肢2が最も適切です。結晶の色だけでなく、針状の集簇を確認します。
各選択肢の解説
- 1
高尿酸血症
高尿酸血症に関連する尿酸結晶は、菱形・砥石状・束柱状など多様な形をとります。本図の黄褐色の細い針が束状に集まる所見は、尿酸結晶よりビリルビン結晶に合います。血清尿酸値の上昇だけでこの結晶を説明することはできません。
- 2
閉塞性黄疸
正しい。閉塞性黄疸では抱合型ビリルビンの尿中排泄が増加し、ビリルビン結晶を認めることがあります。黄褐色の針状結晶が集合する本図の所見と一致します。
- 3
ネフローゼ症候群
ネフローゼ症候群では脂肪尿を生じ、卵円形脂肪体や脂肪円柱、コレステロール結晶などが出現することがあります。コレステロール結晶は板状で、角の切れ込みが特徴となり、本図の針状結晶の集簇とは異なります。
- 4
先天性シスチン尿症
先天性シスチン尿症では、尿中に無色の六角板状のシスチン結晶を認めることがあります。本図の黄褐色の針状結晶とは形が異なります。
- 5
先天性アデニンホスホリボシルトランスフェラーゼ欠損症
APRT欠損症では2,8-ジヒドロキシアデニン結晶が出現します。典型的には黄褐色の円形で内部に車軸状の構造を示し、本図の細い針が束状に集まるビリルビン結晶とは区別します。
解説・公式出典について
解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。
最終更新:
出典:厚生労働省「第71回臨床検査技師国家試験」午前 問9(問題・正答・別冊図版)。解説は独自作成です。
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