正解は10%中性緩衝ホルマリンです。
令和8年度 臨床検査技師 午前 問45
組織標本作製用固定液で正しいのはどれか。
選択肢
解説
結論 → 詳細 の 2 層構成
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がんの遺伝子解析などに用いるFFPE検体では、中性緩衝ホルマリンで固定し、固定時間や固定前条件も管理します。固定液の濃度名だけで解析品質が保証されるわけではありません。
各選択肢の解説
- 1
10%ホルマリンは中性脂肪を溶解する。
ホルマリンは主に蛋白を固定するもので、中性脂肪を溶解する固定液ではありません。脂肪の消失は通常の脱水・透徹などの有機溶媒処理と区別します。
- 2
グルタルアルデヒドは組織への浸透力が強い。
グルタルアルデヒドは強い架橋固定作用をもちますが、組織への浸透が速い固定液ではありません。「浸透力が強い」という記述が不適切です。
- 3
4 %パラホルムアルデヒドにはギ酸が含まれる。
パラホルムアルデヒドから調製した固定液は、ホルマリンに蓄積しうるギ酸の影響を避けるためにも用いられます。ギ酸を含むことを特徴とする固定液ではありません。
- 4
10%中性緩衝ホルマリンは網羅的遺伝子解析に適する。
10%中性緩衝ホルマリンは遺伝子パネル解析などに供するFFPE検体の固定液として推奨されます。核酸への影響を抑えるため、固定時間などの条件も管理します。
- 5
10%中性ホルマリンの作製には塩化ナトリウムを用いる。
塩化ナトリウムはホルマリンの中和剤ではありません。中性化や緩衝化の目的と、食塩添加による浸透圧調整を混同しています。
解説・公式出典について
解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。
最終更新:
出典:厚生労働省「第72回臨床検査技師国家試験」午前 問45(問題・正答)。解説は独自作成です。
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