誤っているのはア・イ・ウの三つで、正解は3。
令和7年度 10月試験 宅地建物取引士 学科 問3
法令基準日: 2025-04-01(この日の制度で解答)
意思表示に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはいくつあるか。
ア 表意者が真意でないことを知ってした意思表示は無効であるが、相手方がその意思表示が表意者の真意ではないことを知らなければ、知らないことにつき過失があっても、当該意思表示は有効となる。
イ 相手方と通じてした虚偽の意思表示は無効であり、第三者がその虚偽表示につき善意であっても、過失があれば、当該第三者にその無効を対抗することができる。
ウ 意思表示は、当該意思表示に対応する意思を欠く錯誤に基づくものであって、その錯誤が法律行為の目的及び取引上の社会通念に照らして重要なものであるときは、無効であるが、その錯誤につき善意でかつ過失がない第三者には、その無効を対抗することができない。
エ 詐欺による意思表示は取り消すことができるが、その詐欺につき善意でかつ過失がない取消し前の第三者には、その取消しを対抗することができない。
選択肢
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
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解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
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ア:心裡留保は、相手方が真意でないことを知り、または知ることができたとき(過失があるとき)は無効になる(93条1項ただし書)。過失があっても有効とする点が誤り。イ:通謀虚偽表示の無効は善意の第三者に対抗できず(94条2項)、第三者の無過失は要らない(判例)。過失があれば対抗できるとする点が誤り。ウ:錯誤の効果は取消し(95条1項)で、無効ではない。この点が誤り。エ:詐欺による意思表示は取り消せるが、取消しは善意無過失の第三者に対抗できない(96条1項・3項)。正しい。
各選択肢の解説
- ア
一つ
誤答。誤っている記述は一つではなく、ア・イ・ウの三つ。
- イ
二つ
誤答。誤っている記述は二つではなく三つ(ア・イ・ウ)。
- ウ
三つ
正答。誤っているのはア・イ・ウの三つで、エだけが正しい。
- エ
四つ
誤答。エは96条1項・3項のとおり正しいので、四つにはならない。
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