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宅地建物取引士令和7年度 10月試験学科問 6

令和7年度 10月試験 宅地建物取引士 学科 問6

難度標準

法令基準日: 2025-04-01(この日の制度で解答)

Aが所有している甲土地についての物権変動に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。

選択肢

解説

結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成

展開
結論Layer 1

正解は1。

詳細Layer 2
展開

他人物売買で売主が後から所有権を取得したときは、買主はその取得の時点で当然に所有権を取得する(最判昭40.11.19)。売買契約の時点に遡って取得するわけではない。

各選択肢の解説

ア

Bが甲土地をAに無断でCに売却し、その後、BがAから甲土地を購入した場合、Cは、Bから甲土地を購入した時点に遡って甲土地の所有権を取得する。

誤り(これが正解)。Cが所有権を取得するのは、BがAから所有権を取得した時点。契約時に遡るとする点が誤り。

イ

Dが甲土地につき、Aに無断でDへの虚偽の所有権の移転の登記をした上で、甲土地をEに売却してその旨の登記をした場合において、その後、AがFに甲土地を売却したときは、Fは、Eに対し、甲土地の所有権を主張することができる。

正しい。Dは無権利者で、Aに帰責性もないので94条2項の類推適用の余地はない。無権利者から買ったEは所有権を取得せず、177条の「第三者」にも当たらない。したがってFは登記の有無に関係なくEに所有権を主張できる。

ウ

Gが甲土地の所有権を時効取得した場合、Gはその後にAを単独相続したHに対して、登記を備えていなくても、甲土地の所有権を主張することができる。

正しい。時効完成時の所有者Aは時効取得者Gに対して当事者の立場にあり、Gは登記がなくてもAに対抗できる。Aを包括承継した相続人HもAの地位を承継するので、Gは登記なしにHに対抗できる。

エ

Aが甲土地上の立木の所有権を留保して甲土地をJに売却し、その後、JがKに甲土地及びその上の立木を売却した場合には、Aは、Kに対し、立木の所有権の留保につき登記又は明認方法を備えない限り、立木の所有権を主張することができない。

正しい。立木の所有権を留保して土地を売却した場合、留保した立木の所有権を第三者に対抗するには、登記または明認方法が必要(最判昭34.8.7)。

この解説は?
AI生成

解説は公式の問題文・公式解答を基に作成しています。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。

最終更新:

出典:一般財団法人不動産適正取引推進機構 令和7年度宅地建物取引士資格試験 問題・正解番号表。原文の行折りと選択肢番号をWeb表示向けに整えています。

検証プロセス・誤り報告フローは 運営透明性レポートで公開しています。

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何が問われるか
本問の分野で問われる代表的な知識・用語の整理。
学習の進め方
正解/誤答の選択肢ごとに「なぜ正しい / なぜ違うのか」を1行ずつ言語化すると定着する。
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