膨張材による収縮補償の効果を得るには、膨張が進む初期に十分な水分供給が必要であり、湿潤養生期間を短縮することはできない。短縮できるとする記述が適当でないものである。
令和8年度 7月試験 1級土木施工管理技士 問題A 問15
難度
標準
コンクリートの養生に関する記述のうち,適当でないものはどれか。
選択肢
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
展開閉じる
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
各選択肢の解説
- ア
混合セメントB種を用いたコンクリートの養生では,普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートより湿潤養生期間を長くする必要がある。
正しい。混合セメントB種は初期の強度発現が遅い。このため、普通ポルトランドセメントを用いた場合より湿潤養生期間を長くとる必要がある。
- イ
膨張材を用いた収縮補償用コンクリートは,乾燥収縮ひび割れが発生しにくいので,一般的に早強ポルトランドセメントを用いたものより湿潤養生期間を短縮することができる。
誤りである。膨張材は初期に水分が十分供給されないと所定の膨張が得られず、収縮補償の効果が小さくなる。湿潤養生は特に入念に行う必要があり、期間を短縮できるとするのは不適当である。
- ウ
コンクリートの強度がある程度発現し,かつ温度が降下するまではせき板を存置し,その後,せき板を取り外して湿潤養生を実施する。
正しい。強度が不十分なまま、あるいは内部温度が高いうちにせき板を外すと、急な乾燥や温度差でひび割れが生じやすい。存置後に取り外し、引き続き湿潤養生を行う。
- エ
マスコンクリートでは,施工面積が広いため,仕上げ後の乾燥によるプラスティック収縮ひび割れの発生に注意する。
正しい。マスコンクリートは打込み面積が広い。仕上げ後に表面が急速に乾燥するとプラスティック収縮ひび割れが生じやすいため、散水や覆いで乾燥を防ぐ。
この解説は?
分野「土木一般(選択)」の学習ポイント
この問題の理解を「分野全体の力」に広げるための足がかり
- 何が問われるか
- 本問の分野で問われる代表的な知識・用語の整理。
- 学習の進め方
- 正解/誤答の選択肢ごとに「なぜ正しい / なぜ違うのか」を1行ずつ言語化すると定着する。
- 関連キーワード
- コンクリート養生
AI コパイロット
この問題を AI と深掘りする
用語解説・選択肢分析・類題生成をその場で対話。クイズモードでは解答→解説がゼロ遷移。
関連する問題
土木一般(選択) の他の問題
- 1級土木施工管理技士令和8年度 7月試験 問題A 問6土質試験結果の活用に関する記述のうち,適当でないものはどれか。
- 1級土木施工管理技士令和8年度 7月試験 問題A 問7道路盛土等の構築にあたって,現場発生土を使用する場合の留意点に関する記述のうち,適当でないものはどれか。
- 1級土木施工管理技士令和8年度 7月試験 問題A 問8TS(トータルステーション)及び GNSS(全球測位衛星システム)を用いた盛土の情報化施工に関する記述のうち,適当でないものはどれか。
- 1級土木施工管理技士令和8年度 7月試験 問題A 問9土工における土量の変化率に関する記述のうち,適当でないものはどれか。
- 1級土木施工管理技士令和8年度 7月試験 問題A 問10軟弱地盤対策工法に関する記述のうち,適当でないものはどれか。
他試験の同テーマ問題
トピック「コンクリート養生」を扱う他試験区分の過去問