傾斜堤は施工設備が簡単で、施工時に波の影響を受けにくい構造形式である。「直立堤に比べて施工時の波の影響を受け易い」とする記述は性質を逆に述べているため、これが適当でない。
令和8年度 7月試験 1級土木施工管理技士 問題A 問44
難度
標準
港湾の防波堤の施工に関する記述のうち,適当でないものはどれか。
選択肢
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
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解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
各選択肢の解説
- ア
ブロック式直立堤は,施工が確実で容易であり,施工設備が簡単であるが,海上作業期間は一般的に長く,ブロック数が多い場合には,広い製作用地を必要とする。
正しい記述である。ブロック式直立堤は施工が確実で設備も簡単であるが、多数のブロックを据え付けるため海上作業期間が長くなりやすい。ブロック数が多いと、製作・仮置きのための広い用地が必要になる。
- イ
混成堤は,石材等の資材の入手の難易度や価格等を比較し,捨石部と直立部の高さの割合を調整して,経済的な断面とすることができる。
正しい記述である。混成堤は捨石マウンドの上に直立部を載せる形式であり、石材の入手しやすさや価格に応じて捨石部と直立部の高さの割合を変え、経済的な断面を選ぶことができる。
- ウ
傾斜堤は,施工設備が簡単であるが,直立堤に比べて施工時の波の影響を受け易いので,施工管理に注意を要する。
誤りである。傾斜堤は捨石やブロックを斜面状に積み上げる形式で、施工設備が簡単なうえ、施工中に波の影響を受けることが少ない。直立堤より波の影響を受け易いとする点が逆である。
- エ
ケーソン式直立堤は,本体製作をドライワークで行うことができるため,施工が確実であるが,荒天日数の多い場所では施工日数に著しい制限を受ける。
正しい記述である。ケーソンはドックなどの陸上でドライワークにより製作できるため品質が確実である。一方、据付けには静穏な海象が必要なため、荒天日数の多い海域では施工日数が大きく制限される。
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- 何が問われるか
- 本問の分野で問われる代表的な知識・用語の整理。
- 学習の進め方
- 正解/誤答の選択肢ごとに「なぜ正しい / なぜ違うのか」を1行ずつ言語化すると定着する。
- 関連キーワード
- 防波堤の施工
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