正解は4のHSIL(高度扁平上皮内病変)です。
令和8年度 臨床検査技師 午前 問58
子宮頸部細胞診のPapanicolaou染色標本(別冊No. 10)を別に示す。
Bethesdaシステムによる判定はどれか。
選択肢
解説
結論 → 詳細 の 2 層構成
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解説
結論 → 詳細 の 2 層構成
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別冊No.10の中央には、周囲の成熟扁平上皮細胞より細胞質の少ない異型細胞が集まり、核の濃染と核/細胞質比の増大が目立ちます。これらはHSILを支持する所見です。細胞診のHSILという判定を、そのまま浸潤癌の診断に置き換えないことも大切です。
各選択肢の解説
- 1
NILM
NILMは上皮内病変や悪性所見が認められない判定です。中央の細胞群には核の濃染と高い核/細胞質比があり、NILMではありません。
- 2
ASC-US
ASC-USは意義不明の異型扁平上皮細胞で、LSILなどの明確な病変に分類するには不十分な異型を示す区分です。本図の異型はより高度で、HSILに相当します。
- 3
LSIL
LSILは低度扁平上皮内病変です。典型的には成熟した扁平上皮細胞の核異型やコイロサイトーシスをみます。本図の中央にある細胞質の乏しい高核/細胞質比の細胞群はHSILを支持します。
- 4
HSIL
正しい選択肢です。HSILでは細胞質の乏しい異型扁平上皮細胞に、高い核/細胞質比、核の濃染、核形の不整などがみられます。本図の中央の細胞群が対応します。
- 5
Adenocarcinoma
Adenocarcinomaは腺癌です。異型腺細胞の重積、柵状配列や腺腔形成などを考慮します。本図の主な異常は高度の扁平上皮系異型で、HSILを選びます。
解説・公式出典について
解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。
最終更新:
出典:厚生労働省「第72回臨床検査技師国家試験」午前 問58(問題・正答・原図)。解説は独自作成です。
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