障害者虐待防止法では、施設従事者等による虐待を見つけた者に市町村への通報義務がある。
令和6年度 精神保健福祉士 共通科目 問38
事例を読んで,障害者福祉施設従事者等による障害者虐待への対応に関する次の記述のうち,適切なものを2つ選びなさい。
〔事 例〕
A県B市に所在するC障害者支援施設に勤務するD生活支援員は,同僚のE生活支援員が知的障害のある利用者のFさんに対して,著しい暴言を投げかけている場面を目撃した。
選択肢
正解は2つあります。2つ選ぶと採点します(選択中 0/2)
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
展開閉じる
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
詳細Layer 2展開閉じる
通報に本人の同意や施設長の許可は要らない。市町村は通報者を特定させる情報を漏らしてはならず、事実を都道府県に報告する。正答は1と5。
各選択肢の解説
- 1
Dは,Fさんの同意の有無にかかわらずB市に通報する。
障害者虐待防止法は、施設従事者等による虐待を受けたと思われる障害者を見つけた者に、速やかな市町村への通報を義務付けている。本人の同意は要件ではない。Fさんの同意の有無にかかわらず通報するのは適切である。
- 2
Dは,施設長の許可を得てからB市に通報する。
通報義務は発見した個人に直接課されており、施設長の許可は要件ではない。通報を理由とする解雇などの不利益な取扱いも禁止されている。許可を待つと、施設内で問題が隠される危険もある。
- 3
B市は,知的障害者福祉法に基づき立入調査を実施する。
施設従事者等による虐待への対応では、市町村長や都道府県知事が、障害者総合支援法や社会福祉法などに基づく報告徴収・立入検査等の権限を適切に行使する。知的障害者福祉法に基づく立入調査とする記述は誤りである。
- 4
B市は,Dからの通報であることを施設に伝える。
障害者虐待防止法は、通報を受けた市町村の職員に対し、通報者を特定させる情報を漏らしてはならないと定めている。通報者を守るため、Dからの通報であることを施設に伝えてはならない。
- 5
B市はA県に,C施設での障害者虐待に関する事項を報告する。
施設従事者等による虐待の通報を受けた市町村は、その事実などを施設の所在地の都道府県に報告する。都道府県は市町村とともに監督権限を行使する。B市からA県への報告は法の定める流れに合っている。
出典:公益財団法人社会福祉振興・試験センター 第27回(令和6年度)精神保健福祉士国家試験 共通科目 問題38。解説は過去問AIが独自に作成したもので、公益財団法人社会福祉振興・試験センターとは関係ありません。
分野「権利擁護を支える法制度」の学習ポイント
この問題の理解を「分野全体の力」に広げるための足がかり
- 何が問われるか
- 本問の分野で問われる代表的な知識・用語の整理。
- 学習の進め方
- 正解/誤答の選択肢ごとに「なぜ正しい / なぜ違うのか」を1行ずつ言語化すると定着する。
- 関連キーワード
- 権利擁護を支える法制度共通科目
この問題を AI と深掘りする
用語解説・選択肢分析・類題生成をその場で対話。クイズモードでは解答→解説がゼロ遷移。
関連する問題
権利擁護を支える法制度 の他の問題
- 精神保健福祉士令和7年度 共通科目 問37民法の婚姻にかかる規定及び解釈に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
- 精神保健福祉士令和7年度 共通科目 問38事例を読んで,次のうち,事件当時にAさんに備わっていたか否かが問われる能力として,最も適切なものを1つ選びなさい。 〔事 例〕 Aさん(15歳)は,口論の末,Bさんを殴ってしまい,Bさんにけがを負わせてしまった。Bさんは,Aさんに対し,治療費を請求することを考えている。
- 精神保健福祉士令和7年度 共通科目 問39次のうち,介護保険制度において行政行為に当たるものとして,正しいものを1つ選びなさい。
- 精神保健福祉士令和7年度 共通科目 問40事例におけるAさんとBさんの会話を読んで,〔甲〕に入る文章として,次のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。 〔事 例〕 Aさん 「私は,将来に備えて,任意後見制度の利用を検討しているんだ」 Bさん 「それはいいことだね。任意後見制度は〔甲〕と聞いているよ」 Aさん 「それは安心…
- 精神保健福祉士令和7年度 共通科目 問41次のうち,「成年後見関係事件の概況(令和6年1月〜12月)」(最高裁判所事務総局家庭局)に示された「成年後見関係事件」の申立人のうち最も多い者として,正しいものを1つ選びなさい。 (注) 「成年後見関係事件」とは,後見開始,保佐開始,補助開始及び任意後見監督人選任事件のことである…
他試験の同テーマ問題
トピック「権利擁護を支える法制度・共通科目」を扱う他試験区分の過去問
- 社会福祉士令和7年度 共通科目 問37民法の婚姻にかかる規定及び解釈に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
- 社会福祉士令和7年度 共通科目 問38事例を読んで,次のうち,事件当時にAさんに備わっていたか否かが問われる能力として,最も適切なものを1つ選びなさい。 〔事 例〕 Aさん(15歳)は,口論の末,Bさんを殴ってしまい,Bさんにけがを負わせてしまった。Bさんは,Aさんに対し,治療費を請求することを考えている。
- 社会福祉士令和7年度 共通科目 問39次のうち,介護保険制度において行政行為に当たるものとして,正しいものを1つ選びなさい。
- 社会福祉士令和7年度 共通科目 問40事例におけるAさんとBさんの会話を読んで,〔甲〕に入る文章として,次のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。 〔事 例〕 Aさん 「私は,将来に備えて,任意後見制度の利用を検討しているんだ」 Bさん 「それはいいことだね。任意後見制度は〔甲〕と聞いているよ」 Aさん 「それは安心…
- 社会福祉士令和7年度 共通科目 問41次のうち,「成年後見関係事件の概況(令和6年1月〜12月)」(最高裁判所事務総局家庭局)に示された「成年後見関係事件」の申立人のうち最も多い者として,正しいものを1つ選びなさい。 (注) 「成年後見関係事件」とは,後見開始,保佐開始,補助開始及び任意後見監督人選任事件のことである…
他年度の「権利擁護を支える法制度」問題
精神保健福祉士 の同じ分野を年度をまたいで演習する