下顎臼歯部から下顎枝にかけて骨内を進展する透過性病変で、CTでは比較的境界明瞭な囊胞性変化を認める。
第119回(2026年実施) 歯科医師 問題D 問51
難度
やや難
51 75 歳の女性。下顎左側大臼歯部の腫脹を主訴として来院した。半年前から自覚
していたが、疼痛がないためそのままにしていたという。粘膜の色に異常は認めな
い。既往歴として15 年前に乳癌の治療を受け、現在は経過観察中である。初診時
のエックス線画像(別冊No. 12A)とCT(別冊No. 12B)を別に示す。
最も疑われるのはどれか。1 つ選べ。
選択肢
解説
結論 → 詳細 の 2 層構成
展開閉じる
解説
結論 → 詳細 の 2 層構成
詳細Layer 2展開閉じる
症状が乏しく長期間経過した歯原性角化囊胞が最も合う。乳癌既往だけで転移と決めない。
各選択肢の解説
- a
歯根囊胞
歯根囊胞は失活歯根尖を中心に生じるが、画像は根尖に限局しない。
- b
顎骨骨髄炎
顎骨骨髄炎なら疼痛や骨硬化・腐骨など炎症所見を考える。
- c
単純性骨囊胞
単純性骨囊胞は若年者の下顎に多く、提示の広がりとは合わない。
- d
歯原性角化囊胞
正しい。下顎骨内を広がる境界明瞭な囊胞性病変が合う。
- e
乳癌の顎骨転移
乳癌顎骨転移は鑑別するが、画像の囊胞性で整った境界と無症状経過から最適解ではない。
この解説は?
解説・公式出典について
解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。
最終更新:
出典:厚生労働省『第119回歯科医師国家試験』問題D 問51(問題・正答)。解説は独自作成です。
制作・確認範囲・誤り報告の手順は 静的解説の確認方針で説明しています。出典リンクや自動テストだけで、解説全体の正確性が保証されるわけではありません。
AI コパイロット
この問題を AI と深掘りする
用語解説・選択肢分析・類題生成をその場で対話。クイズモードでは解答→解説がゼロ遷移。
関連する問題
口腔外科学 の他の問題
- 歯科医師第118回(2025年実施) 問題A 問77 顎関節部MRI(別冊No. 1)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。1 つ選べ。
- 歯科医師第118回(2025年実施) 問題A 問88 甲状舌管囊胞の発生原因はどれか。1 つ選べ。
- 歯科医師第118回(2025年実施) 問題A 問2020 女性に好発するのはどれか。1 つ選べ。
- 歯科医師第118回(2025年実施) 問題A 問2121 21 歳の男性。下顎右側智歯部の疼痛と腫脹を主訴として来院した。3 日前から 右側顎下部に腫脹が出現し、徐々に拡大し嚥下痛が強くなり、飲水ができないとい う。体温は37.8℃、腫脹部は弾性硬で、開口量は20 mm、呼吸障害は認めない。 初診時の顔貌写真(別冊No. 3A)、…
- 歯科医師第118回(2025年実施) 問題A 問3030 80 歳の女性。上顎右側歯肉の腫脹を主訴として来院した。2 か月前から徐々に 増大してきたという。15 年前に脳梗塞を発症し、10 年前から関節リウマチと骨粗 鬆症で投薬を受けている。初診時の口腔内写真(別冊No. 7A)、エックス線画像(別 冊No. 7B)、造影CT(別…
他年度の「口腔外科学」問題
歯科医師 の同じ分野を年度をまたいで演習する

