既存建物の取引では、建物状況調査の実施の有無と、実施した場合の結果の概要を説明しなければならない(法35条1項6号の2イ)。
令和7年度 10月試験 宅地建物取引士 学科 問37
法令基準日: 2025-04-01(この日の制度で解答)
宅地建物取引業者が行う宅地建物取引業法第35 条に規定する重要事項の説明に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、説明の相手方は宅地建物取引業者ではないものとする。
選択肢
解説
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対象となる調査は原則として実施後1年以内のものだが、鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造の共同住宅等は2年以内のものになる(施行規則16条の2の2)。1年6か月前の調査は2年以内なので、説明が必要である。
各選択肢の解説
- ア
建物の貸借の媒介を行う場合、当該建物が都市計画法の準防火地域内にあり、建築基準法第61 条第1 項に基づく建物の構造に係る制限があるときは、その概要を説明しなければならない。
誤り。建物の貸借で説明が必要な法令上の制限は、施行令3条3項に掲げるものに限られる。建築基準法61条の防火・準防火地域の構造制限は含まれない。
- イ
マンションの分譲を行う場合、建物の区分所有等に関する法律第2 条第3 項に規定する専用部分の用途その他の利用の制限に関する規約の定めが案の段階であるときは、説明する必要はない。
誤り。専有部分の用途その他の利用の制限に関する規約の定めは、案の段階であっても説明が必要である(施行規則16条の2第3号)。
- ウ
建物の貸借の媒介を行う場合、借賃以外に授受される金銭の額、授受の目的及び保管方法を説明しなければならない。
誤り。借賃以外に授受される金銭については、額と授受の目的を説明する(法35条1項7号)。保管方法は説明事項ではない。
- エ
鉄筋コンクリート造の既存の共同住宅の販売を行う場合、宅地建物取引業法第34 条の2第1 項第4 号に規定する建物状況調査を1年6 か月前に実施したときは、建物状況調査を実施したこと、その結果の概要について説明しなくてはならない。
正しい。鉄筋コンクリート造の共同住宅であり、実施後2年以内の建物状況調査に当たるため、実施したことと結果の概要を説明しなければならない。
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