①は、定型取引の定義(民法548条の2第1項)を正確に述べているので適切です。
令和6年度 貸金業務取扱主任者 学科 問33
法令基準日: 2024-11-17(この日の制度で解答)
定型約款に関する次の①~④の記述のうち、民法上、その内容が適切なものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。
選択肢
解説
結論 → 詳細 の 2 層構成
展開閉じる
解説
結論 → 詳細 の 2 層構成
詳細Layer 2展開閉じる
②は、定型約款の内容の表示義務を相手方の請求がなくても課すとしている点が誤りです。③は、個別の条項を認識していなければ合意とみなされないとしている点が誤りです。④は、合理的な変更による変更の方法を落としている点が誤りです。
各選択肢の解説
- (1)
定型取引とは、ある特定の者が不特定多数の者を相手方として行う取引であって、その内容の全部又は一部が画一的であることがその双方にとって合理的なものをいう。
適切。民法548条の2第1項は、定型取引を次のように定義しています。「ある特定の者が不特定多数の者を相手方として行う取引であって、その内容の全部又は一部が画一的であることがその双方にとって合理的なもの」。本肢はこの定義と一致します。
- (2)
定型取引を行い、又は行おうとする定型約款を準備した者(以下、本問において「定型約款準備者」という。)は、定型取引を行うことの合意(以下、本問において「定型取引合意」という。)をするまでに、相当な方法で相手方にその定型約款の内容を示さなければならない。
不適切。定型約款準備者が定型約款の内容を示す義務を負うのは、相手方から請求があった場合です。請求の時期は、定型取引合意の前、または定型取引合意の後相当の期間内です(民法548条の3第1項)。すでに書面等で定型約款を提供していた場合は、この義務もありません(同項ただし書)。合意前に常に内容を示さなければならないわけではない点で、本肢は誤りです。
- (3)
定型取引合意及び定型約款を契約の内容とする旨の合意をし、かつ、定型約款準備者があらかじめその定型約款を契約の内容とする旨を相手方に表示していた場合であっても、相手方が当該定型約款の個別の条項の一部について認識していなかったときは、当該条項については合意をしたものとはみなされない。
不適切。①定型取引合意をした者が定型約款を契約の内容とする旨の合意をしたとき、②定型約款準備者があらかじめその定型約款を契約の内容とする旨を相手方に表示していたとき、のいずれかに当たれば、定型約款の個別の条項についても合意をしたものとみなされます(民法548条の2第1項)。相手方が個々の条項を認識していたかどうかは問いません。ただし、相手方の権利を制限したり義務を加重したりする条項で、信義則に反して相手方の利益を一方的に害するものは、合意しなかったものとみなされます(同条2項)。「認識していなかった条項は合意とみなされない」という点が誤りです。
- (4)
定型約款準備者は、定型約款を変更するには、その変更が相手方の一般の利益に適合するときを除き、変更内容について相手方と個別に合意しなければならない。
不適切。定型約款準備者は、次のいずれかに当たれば、相手方と個別に合意しなくても、変更後の条項について合意があったものとみなされます(民法548条の4第1項)。①変更が相手方の一般の利益に適合するとき。②変更が契約をした目的に反せず、かつ、変更の必要性、変更後の内容の相当性、変更をすることがある旨の定めの有無・内容その他の事情に照らして合理的なとき。②の場合は、効力発生時期の定めや、インターネット等による周知が必要です(同条2項・3項)。本肢は②を無視し、それ以外は個別合意が必要としている点が誤りです。
解説・公式出典について
解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。
最終更新:
出典:一般社団法人日本貸金業協会 令和6年度(第19回)貸金業務取扱主任者資格試験問題(問題・正答)問33。解説は過去問AIの独自作成で、日本貸金業協会とは関係ありません。
制作・確認範囲・誤り報告の手順は 静的解説の確認方針で説明しています。出典リンクや自動テストだけで、解説全体の正確性が保証されるわけではありません。
この問題を AI と深掘りする
用語解説・選択肢分析・類題生成をその場で対話。クイズモードでは解答→解説がゼロ遷移。
関連する問題
貸付け及び貸付けに付随する取引に関する法令及び実務に関すること の他の問題
- 貸金業務取扱主任者令和7年度 学科 問28意思表示に関する次の①~④の記述のうち、民法上、その内容が適切なものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。
- 貸金業務取扱主任者令和7年度 学科 問29Aは、B所有の甲土地を売却する旨の売買契約を締結しようとしている。この場合に関する次の①~④の記述のうち、民法上、その内容が適切なものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。
- 貸金業務取扱主任者令和7年度 学科 問30法律行為の無効及び取消しに関する次の①~④の記述のうち、民法上、その内容が適切なものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。
- 貸金業務取扱主任者令和7年度 学科 問31根抵当権に関する次の①~④の記述のうち、民法上、その内容が適切なものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。
- 貸金業務取扱主任者令和7年度 学科 問32債権の効力に関する次の①~④の記述のうち、民法上、その内容が適切なものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。
他年度の「貸付け及び貸付けに付随する取引に関する法令及び実務に関すること」問題
貸金業務取扱主任者 の同じ分野を年度をまたいで演習する