正答は2の基質拡張型β-ラクタマーゼ(ESBL)です。
令和8年度 臨床検査技師 午前 問78
Escherichia coliを対象に実施した薬剤耐性の確認試験(別冊No. 15)を別に示す。
検出目的のβ-ラクタマーゼはどれか。
選択肢
解説
結論 → 詳細 の 2 層構成
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解説
結論 → 詳細 の 2 層構成
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別冊No.15では、セフタジジム単独の1に比べてクラブラン酸併用の2、セフォタキシム単独の3に比べて併用の4で阻止円が拡大しています。クラブラン酸による酵素阻害の効果を比較するESBL確認試験の像です。図の阻止円径を実測したり、菌株の遺伝子型を推定したりする必要はありません。
各選択肢の解説
- 1
オキサシリナーゼ
オキサシリナーゼはOXA型などの酵素です。本図の第3世代セファロスポリンとクラブラン酸の併用効果を比較する試験は、典型的にはESBL確認を目的とします。この像だけからOXA型の種類を同定することはできません。
- 2
基質拡張型β-ラクタマーゼ
正しい選択肢です。ESBLは第3世代セファロスポリンなどを加水分解し、典型的にはクラブラン酸により阻害されます。本図で両方の併用ディスクの阻止円が拡大している所見が対応します。
- 3
セファロスポリナーゼ
セファロスポリナーゼの代表であるAmpC型は、一般にクラブラン酸による阻害が弱い酵素です。クラブラン酸の併用で阻止円が拡大する本図の検出目的としては、ESBLを選びます。
- 4
ペニシリナーゼ
ペニシリナーゼは主にペニシリン系薬を分解する酵素として区別します。本図ではセフタジジム・セフォタキシムに対する耐性とクラブラン酸の阻害効果を比較しており、基質が拡張したESBLが検出目的です。
- 5
メタロ-β-ラクタマーゼ
メタロ-β-ラクタマーゼは金属イオンを必要とする酵素群で、クラブラン酸による阻害を指標とするESBLとは区別します。本図の併用効果を利用した確認試験の対象ではありません。
解説・公式出典について
解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。
最終更新:
出典:厚生労働省「第72回臨床検査技師国家試験」午前 問78(問題・正答・原図)。解説は独自作成です。
制作・確認範囲・誤り報告の手順は 静的解説の確認方針で説明しています。出典リンクや自動テストだけで、解説全体の正確性が保証されるわけではありません。
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