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臨床検査技師令和8年度午前問 86

令和8年度 臨床検査技師 午前 問86

難度標準

間接抗グロブリン試験による不規則抗体スクリーニングのカラム凝集像(別冊No. 17)を別に示す。

考えられるのはどれか。

選択肢

解説

結論 → 詳細 の 2 層構成

展開
結論Layer 1

正答は3の「不規則抗体を保有」です。

詳細Layer 2
展開

別冊No.17のIは赤血球が底部に沈降した陰性像、II・IIIは赤血球の凝集がゲル内や上部に残る陽性像です。間接抗グロブリン試験によるスクリーニングで一部の試薬赤血球に陽性反応を認め、赤血球に対する不規則抗体の存在が考えられます。この3本の像だけで抗体の特異性や臨床的重要性まで確定することはできず、陽性時には同定などの確認を行います。

各選択肢の解説

1

連銭形成

連銭形成は血漿蛋白などの影響による赤血球の非免疫的な集合です。本問は間接抗グロブリン試験で一部のスクリーニング血球が陽性となる像を示しており、不規則抗体を考えます。実検査では偽陽性を疑う条件も確認します。

2

寒冷凝集反応

寒冷凝集反応は低温で反応しやすい抗体による凝集です。標準的な間接抗グロブリン試験は主にIgG性の赤血球抗体を検出する条件で行うため、本問では3を選びます。寒冷抗体の影響が全く起こらないという意味ではありません。

3

不規則抗体を保有

正しい選択肢です。II・IIIでは凝集赤血球がゲル中や上部に残り、スクリーニング陽性です。反応する試薬赤血球に対応する不規則抗体の存在が考えられますが、抗体名は追加の同定で調べます。

4

フィブリンの析出

フィブリン残渣は赤血球を捕捉して異常な反応像を生じることがあります。ただし本問で示す試薬血球ごとの陽性・陰性像は不規則抗体を考える設問です。図だけでフィブリンなどの検査上の干渉を完全に除外したとは扱いません。

5

抗血小板抗体を保有

抗血小板抗体は血小板の抗原に対する抗体です。本検査は試薬赤血球を用いた不規則抗体スクリーニングであり、このカラム凝集像から抗血小板抗体の保有を判断することはできません。

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解説・公式出典について

解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。

最終更新:

出典:厚生労働省「第72回臨床検査技師国家試験」午前 問86(問題・正答・原図)。解説は独自作成です。

制作・確認範囲・誤り報告の手順は 静的解説の確認方針で説明しています。出典リンクや自動テストだけで、解説全体の正確性が保証されるわけではありません。

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