正解(誤っている記述)はEです。酸素欠乏症等防止規則第3条第1項は「事業者は、令第二十一条第九号に掲げる作業場について、その日の作業を開始する前に、当該作業場における空気中の酸素(第二種酸素欠乏危険作業に係る作業場にあつては、酸素及び硫化水素)の濃度を測定しなければならない」と定めています。酸素欠乏危険場所の測定は、半月以内ごとに1回ではなく、毎日作業開始前に行います。酸素濃度は短時間で急変し、命にかかわるためです。
令和7年度 社会保険労務士 学科 問10
法令基準日: 2025-04-11(この日の制度で解答)
労働安全衛生法に定める作業環境測定の実施頻度に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
選択肢
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頻度の整理
・6月以内ごとに1回:粉じん、騒音、特定化学物質
・半月以内ごとに1回:暑熱・寒冷・多湿の屋内作業場
・その日の作業開始前:酸素欠乏危険場所
各選択肢の解説
- A
事業者は、粉じん障害防止規則第25条で定める常時特定粉じん作業が行われる屋内作業場について、6月以内ごとに1回、定期に、当該作業場における空気中の粉じんの濃度を測定しなければならない。
正しい。粉じん障害防止規則第26条第1項は「事業者は、前条の屋内作業場について、六月以内ごとに一回、定期に、当該作業場における空気中の粉じんの濃度を測定しなければならない」と定めています。
- B
事業者は、溶鉱炉により鉱物又は金属を製錬する業務を行う暑熱の屋内作業場について、半月以内ごとに1回、定期に、当該屋内作業場における気温、湿度及びふく射熱を測定しなければならない。
正しい。労働安全衛生規則第607条第1項は、第587条に規定する暑熱、寒冷または多湿の屋内作業場について「半月以内ごとに一回、定期に」気温、湿度及びふく射熱を測定するよう定めています(ふく射熱は同条第1号から第8号までの屋内作業場に限る)。溶鉱炉で鉱物や金属を製錬する業務を行う暑熱の屋内作業場もこれにあたります。
- C
事業者は、労働安全衛生規則第588条に規定する著しい騒音を発する屋内作業場について、6月以内ごとに1回、定期に、等価騒音レベルを測定しなければならない。
正しい。労働安全衛生規則第590条第1項は「第五百八十八条に規定する著しい騒音を発する屋内作業場について、六月以内ごとに一回、定期に、等価騒音レベルを測定しなければならない」と定めています。
- D
事業者は、特定化学物質である労働安全衛生法施行令別表第3第2号7の塩素を取り扱う屋内作業場について、6月以内ごとに1回、定期に、当該作業場における空気中の塩素の濃度を測定しなければならない。
正しい。安衛法施行令別表第三第二号7の塩素は第二類物質で、特定化学物質障害予防規則第36条第1項の測定対象です。同規則別表第一第七号に掲げるのは塩素を含有する製剤その他の物であり、出題の塩素そのものとは区別します。対象の屋内作業場では六月以内ごとに一回、空気中の濃度を測定します。
- E
事業者は、労働安全衛生法施行令第21条第9号で定める酸素欠乏危険場所において作業を行う場合の当該作業場について、半月以内ごとに1回、定期に、当該作業場における空気中の酸素の濃度を測定しなければならない。
誤り(本問の正解)。酸素欠乏危険場所の作業場では、その日の作業を開始する前に毎回、酸素濃度(第二種酸素欠乏危険作業では酸素と硫化水素の濃度)を測定しなければなりません。半月以内ごとに1回では足りません。
出典:全国社会保険労務士会連合会 試験センター 第57回社会保険労務士試験 択一式「労働基準法及び労働安全衛生法」問10(問題・正答)。解説は過去問AIの独自作成で、試験センターとは関係ありません。
解説・公式出典について
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最終更新:
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