エネルギー政策の基本概念と省エネ施策の理解を問う設問。コージェネレーションは排熱を利用して総合効率を高める設備である。国は、カーボンニュートラルの実現に向けて燃料の脱炭素化も視野に入れつつ、高効率コージェネレーションの更なる活用推進・普及拡大を目指している。段階的に縮小するとした5が不適切。
令和7年度 技術士 総合技術監理部門 学科 問34
法令基準日: 2025-04-01(この日の制度で解答)
エネルギーに関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
選択肢
解説
結論 → 詳細 の 2 層構成
展開閉じる
解説
結論 → 詳細 の 2 層構成
詳細Layer 2展開閉じる
※問題冊子が示す基準日(令和7(2025)年4月1日)時点の法令・制度・指針に基づく解説です。その後の改正・改訂に注意してください。
各選択肢の解説
- (1)
S+3Eは,安全性を前提としたうえで,エネルギーの安定供給を第一とし,経済効率性の向上による低コストでのエネルギー供給を実現し,同時に環境への適合を図っていく考え方のことである。
適切。S+3Eはエネルギー基本計画の基本視点で、安全性(Safety)を大前提に、安定供給(Energy Security)を第一とし、経済効率性(Economic Efficiency)と環境適合(Environment)を同時に図る考え方である。
- (2)
トップランナー制度は,エネルギー消費機器の省エネ基準を,現在商品化されている製品のうちエネルギー消費効率が最も優れているものの性能,技術開発の将来の見通し等を勘案して定め,機器のエネルギー消費効率の改善の推進を行うものである。
適切。トップランナー制度は省エネ法に基づき、対象機器の目標基準値を、市場で最も効率の優れた製品の性能に技術開発の見通し等を加味して設定する。これにより、製造事業者等に効率改善を促す仕組みである。
- (3)
スマートグリッドは,従来からの集中型電源と送電系統との一体運用に加え,ICTの活用により,太陽光発電,風力発電などの分散型電源や需要家の情報を統合・活用して,高効率,高品質,高信頼度の電力供給システムの実現を目指すものである。
適切。スマートグリッドは、ICTを活用して集中型電源・送電網と、太陽光・風力などの分散型電源、需要家側の情報を統合制御する。これにより、効率的で高品質・高信頼の電力供給を目指す次世代電力網である。
- (4)
ESCO事業は,事業者が,省エネルギー診断,設計・施工,運転・維持管理,資金調達などにかかるすべてのサービスを提供し,そのすべての費用を省エネルギー改修で実現する光熱水費の削減分で賄うことを基本とする事業である。
適切。ESCO事業は、ESCO事業者が省エネ診断から設計・施工、運転・維持管理、資金調達まで包括的なサービスを提供する事業である。費用を光熱水費の削減分で賄い、省エネ効果を保証する点が特徴である。
- (5)
コージェネレーションは,都市ガスや石油等を燃料にして発電した際に発生する排熱を活用するものであるが,カーボンニュートラルの実現に向けて,使用燃料の脱炭素化が不可欠であることから,段階的に縮小する取組が進められている。
不適切(正答)。コージェネレーションは発電時の排熱を有効利用して高い総合エネルギー効率を実現し、一次エネルギーの削減に資する。このため国は、カーボンニュートラルの実現に向けて燃料の脱炭素化も視野に入れつつ、導入支援等を通じて高効率コージェネレーションの更なる活用推進・普及拡大を目指している。段階的に縮小する取組が進められているという記述は誤り。
出典:公益社団法人日本技術士会 令和7年度技術士第二次試験 総合技術監理部門 必須科目 択一式 Ⅰ-1-34(問題・正答)。解説は過去問AIの独自作成で、日本技術士会とは関係ありません。
解説・公式出典について
解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。
最終更新:
出典:公益社団法人日本技術士会 令和7年度技術士第二次試験 総合技術監理部門 必須科目 択一式 Ⅰ-1-34(問題・正答)。解説は過去問AIの独自作成で、日本技術士会とは関係ありません。
制作・確認範囲・誤り報告の手順は 静的解説の確認方針で説明しています。出典リンクや自動テストだけで、解説全体の正確性が保証されるわけではありません。
この問題を AI と深掘りする
用語解説・選択肢分析・類題生成をその場で対話。クイズモードでは解答→解説がゼロ遷移。
関連する問題
社会環境管理 の他の問題
- 技術士 総合技術監理部門令和8年度 学科 問33持続可能な開発に関する次の記述について,古い年代から順番に並べたものとして最も適切なものはどれか。 (ア)ヨハネスブルグで開催された持続可能な開発に関する世界首脳会議では,アジェンダ21の見直しや新たに生じた課題などについて議論が行われ,「持続可能な開発に関するヨハネスブルグ宣言…
- 技術士 総合技術監理部門令和8年度 学科 問34気候変動・脱炭素社会に関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
- 技術士 総合技術監理部門令和8年度 学科 問35生物多様性に関する施策について,次の(A)~(D)の用語とそれらの説明である(ア)~(エ)の組合せとして,最も適切なものはどれか。 用語 (A)昆明・モントリオール生物多様性枠組 (B)カルタヘナ議定書 (C)Eco-DRR (D)IPBES 説明 (ア)現代のバイオテクノロジー…
- 技術士 総合技術監理部門令和8年度 学科 問36いわゆる容器包装リサイクル法(容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律)の容器包装に該当するものとして,次のうち最も適切なものはどれか。なお,クリーニングの袋とはクリーニング事業者が顧客の衣類を返却する際にクリーニング済みの衣類を個別に包装する袋を指す。
- 技術士 総合技術監理部門令和8年度 学科 問37化学物質による環境汚染を防止するための国際枠組みであるいわゆるPOPs条約(残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約),及び国内法のいわゆる化審法(化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律)等に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。なお,PFOSとは「ペルフルオロ…
他年度の「社会環境管理」問題
技術士 総合技術監理部門 の同じ分野を年度をまたいで演習する