図の直交ミクサ位置・π/2位相器・A-D位置とゼロIFの影像を照合
2026年8月試験 第一級アマチュア無線技士 無線工学 問14
(HZ808-4)
A-14 次の記述は、SDR(Software Defined Radio:ソフトウェア無線)受信機の概要等について述べたものである。 内に入れ
るべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。なお、同じ記号の 内には同じ字句が入るものとする。
(1) SDR とは、一般に電子回路に変更を加えることなく、制御ソフトウェアを変更することによって、無線通信方式(変調方式
など)を切替えることが可能な無線通信又はその技術を指す。
(2) 図に示す原理的なSDR 受信機の信号処理例として、高周波信号を A によりI/Q(In phase/Quadrature phase)信号に
変換後、A-D 変換器でI/Q 信号を数値データに変換し、デジタル信号処理部により数値データを演算し目的の信号を取出す
方式がある。
(3) ダイレクトコンバージョン(ゼロIF)方式のSDR 受信機は、原理的に B が発生しない等の多くの長所があるが、受信
信号が強すぎるとA-D 変換器で C が発生し、デジタル信号への正常な変換ができなくなるという短所もある。
A B C
1 デジタルフィルタ 感度抑圧効果 折返し雑音
2 デジタルフィルタ 影像周波数妨害 オーバーフロー
3 直交ミクサ 感度抑圧効果 折返し雑音
4 直交ミクサ 影像周波数妨害 オーバーフロー
5 直交ミクサ 感度抑圧効果 オーバーフロー
A
発
振
器
低域フィルタ
(LPF)
低域フィルタ
(LPF)
復調出力
A-D
変換器
A-D
変換器
A
位相器
π/2
アンテナ
低雑音
増幅器
帯域フィルタ
(BPF)
デジタル
信号処理部
Q 信号
I 信号
選択肢
解説
解説本文
展開閉じる
解説
解説本文
各選択肢の解説
- 1
デジタルフィルタ/感度抑圧効果/折返し雑音
誤り。図のAはA-D変換器より前で高周波をI/Qに分ける直交ミクサ。ゼロIFでは従来の影像周波数妨害が原理的に生じず、強信号ではA-Dがオーバーフローする。
- 2
デジタルフィルタ/影像周波数妨害/オーバーフロー
誤り。B/Cは合うが、図のAはデジタルフィルタでなく位相差π/2の発振器入力を持つ直交ミクサ。
- 3
直交ミクサ/感度抑圧効果/折返し雑音
誤り。Aのみ合う。ゼロIFで避けられるのは影像周波数妨害であり、強入力のA-D異常は折返し雑音でなくオーバーフロー。
- 4
直交ミクサ/影像周波数妨害/オーバーフロー
正しい。図の直交ミクサがI/Qへ変換し、ゼロIFでは影像周波数妨害を原理的に避け、強信号ではA-Dオーバーフローが起こり得る。
- 5
直交ミクサ/感度抑圧効果/オーバーフロー
誤り。A/Cは合うが、原理的に生じないとするBは感度抑圧効果でなく影像周波数妨害。強信号による感度抑圧は別にあり得る。
解説・公式出典について
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最終更新:
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