メインコンテンツへスキップ
宅地建物取引士令和6年度 10月試験学科問 5

令和6年度 10月試験 宅地建物取引士 学科 問5

難度標準

法令基準日: 2024-04-01(この日の制度で解答)

履行遅滞に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。

選択肢

解説

結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成

展開
結論Layer 1

善意の受益者の不当利得返還債務(民法703条)は、期限の定めのない債務である。

詳細Layer 2
展開

債務者は履行の請求を受けた時から遅滞の責任を負う(412条3項)。よって選択肢2が正しい。

各選択肢の解説

ア

不法行為の加害者は、不法行為に基づく損害賠償債務について、履行の請求を受けた時から遅滞の責任を負う。

誤り。不法行為に基づく損害賠償債務は、催告を要せず、損害の発生と同時に遅滞に陥る(最判昭和37年9月4日・民集16巻9号1834頁)。

イ

善意の受益者は、その不当利得返還債務について、履行の請求を受けた時から遅滞の責任を負う。

正しい。善意の受益者の返還債務(民法703条)は期限の定めのない債務である。履行の請求を受けた時から遅滞の責任を負う(412条3項)。

ウ

請負人の報酬債権に対して、注文者がこれと同時履行の関係にある目的物の瑕疵修補に代わる損害賠償債権を自働債権とする相殺の意思表示をした場合、注文者は、請負人に対する相殺後の報酬残債務について、当該残債務の履行の請求を受けた時から遅滞の責任を負う。

誤り。判例は、注文者が修補に代わる損害賠償債権を自働債権として報酬債権と相殺した場合について判断している。この場合、注文者は相殺後の報酬残債務について、相殺の意思表示をした日の翌日から遅滞の責任を負う(最判平成9年7月15日・民集51巻6号2581頁)。「履行の請求を受けた時から」ではない。

エ

債務の履行について不確定期限があるときは、債務者は、その期限の到来したことを知った後に履行の請求を受けた時から遅滞の責任を負う。

誤り。不確定期限がある場合、債務者は次のいずれか早い時から遅滞の責任を負う(民法412条2項)。①期限の到来した後に履行の請求を受けた時、②期限の到来したことを知った時。「知った後に履行の請求を受けた時」ではない。

この解説は?
AI生成

解説は公式の問題文・公式解答を基に作成しています。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。

最終更新:

出典:一般財団法人不動産適正取引推進機構 令和6年度宅地建物取引士資格試験 問題・正解番号表。原文の行折りと選択肢番号をWeb表示向けに整えています。

検証プロセス・誤り報告フローは 運営透明性レポートで公開しています。

分野「権利関係」の学習ポイント

この問題の理解を「分野全体の力」に広げるための足がかり

何が問われるか
本問の分野で問われる代表的な知識・用語の整理。
学習の進め方
正解/誤答の選択肢ごとに「なぜ正しい / なぜ違うのか」を1行ずつ言語化すると定着する。
関連キーワード
権利関係
この分野の問題をもっと解く
AI コパイロット

この問題を AI と深掘りする

用語解説・選択肢分析・類題生成をその場で対話。クイズモードでは解答→解説がゼロ遷移。

クイズモードで開く

関連する問題

権利関係 の他の問題

他年度の「権利関係」問題

宅地建物取引士 の同じ分野を年度をまたいで演習する

宅地建物取引士 の学習ガイド