正しい。
2026年7月試験 第一級陸上無線技術士 無線工学A 問17
A-17 次の記述は、図に示す原理的構成例のフラクショナルN 型PLL 周波数シンセサイザの動作原理について述べたものである。
内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、□ は正の整数とし、□□ は□分周する期間を、□□□□
は(□+ 1)分周する期間とする。なお、同じ記号の 内には、同じ字句が入るものとする。
(1) このPLL 周波数シンセサイザは、基準周波数(位相比較周波数)fref〔Hz〕よりも細かい周波数分解能(周波数ステップ)を得
ることができる。また、周期的に二つの整数値の分周比を切り替えることで、非整数による分周比を実現しており、平均の
VCO の周波数fO〔Hz〕は、fO = ( □ + A ) fref〔Hz〕で表される。ここで A は、フラクションと呼ぶ。
(2) 例えば、fref =10〔MHz〕、□ =5 及びフラクションの設定値を4/10 としたとき、連続したクロック10 サイクル中におけ
る分周器の動作は、分周比1/5 が合計 B サイクル分、分周比1/6 が合計 C サイクル分となるように制御され、見
かけ上、非整数による分周比となる。また、このときのfO は、54〔MHz〕であり、分数表示のフラクションの分子を1ステ
ップずつ変化させると、fO は1〔MHz〕ステップずつ変化する。
アキュムレータ
低域フィルタ
(LPF)
電圧制御
発振器(VCO)
位相、周波数比較(検波)器
及びチャージポンプ
X
X+Y
Y
基 準
発振器
分周器
(分周比の制御)
1/□、1/(□+ 1)
フラクション
fref
fO
アキュムレータは、基準周波数のクロック
のサイクル毎に、設定したフラクションを加
算していき、その積算値にオーバーフローが
発生するたびに分周器の分周比{1/ □、
1/( □+ 1)}を切り替えるものである。
A B C
1
□□
□□□□□□□
4 6
2
□□
□□□□□□□
6 4
3
□□□□
□□□□□□□
4 6
4
□□□□
□□□□□□□
5 5
5
□□□□
□□□□□□□
6 4
選択肢
解説
結論 → 詳細 の 2 層構成
展開閉じる
解説
結論 → 詳細 の 2 層構成
詳細Layer 2展開閉じる
フラクションは(N+1)分周の時間割合。10サイクルで1/5を6回、1/6を4回にし平均5.4、10MHz×5.4=54MHz。
各選択肢の解説
- 1
A=T_N/(T_N+T_{N+1})、B=4、C=6
誤り。フラクションはN+1分周の期間割合で、T_Nではない。4/10ならNは6サイクル。
- 2
A=T_N/(T_N+T_{N+1})、B=6、C=4
誤り。6対4のサイクル数は合うが、AはT_{N+1}/全期間。
- 3
A=T_{N+1}/(T_N+T_{N+1})、B=4、C=6
誤り。Aは正しいが、4/10の設定ならN+1分周が4サイクル、N分周が6サイクル。
- 4
A=T_{N+1}/(T_N+T_{N+1})、B=5、C=5
誤り。5対5では平均分周比5.5となり、設定5.4・54MHzから外れる。
- 5
A=T_{N+1}/(T_N+T_{N+1})、B=6、C=4
正しい。フラクションは(N+1)分周の時間割合。10サイクルで1/5を6回、1/6を4回にし平均5.4、10MHz×5.4=54MHz。
解説・公式出典について
解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。
最終更新:
出典:公益財団法人日本無線協会 第一級陸上無線技術士試験 2026年7月 無線工学A A17(問題・正答)。解説は過去問AIが独自作成。図・数式語群は原典から切り出し。
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