正しい。2(f₀+Δf)−(f₀+2Δf)=f₀の三次積を作る無変調二波を使用し、上下とも1.78mV以上の開放入力電圧で20dB雑音抑圧に達することを確認する。
2026年7月試験 第一級陸上無線技術士 無線工学A 問20
(FA807-6)
A-20 次の記述は、FM(F3E)受信機の相互変調特性の測定法について述べたものである。 内に入れるべき字句の正しい組合せ
を下の番号から選べ。ただし、法令等で、希望波信号のない状態で相互変調を生じる関係にある各妨害波を受信機入力電圧
1.78〔mV〕で加えた場合において、雑音抑圧が20〔dB〕以下と規定されており、また、周波数割当間隔(妨害波を含む)は
Δf〔Hz〕とする。なお、同じ記号の 内には、同じ字句が入るものとする。
(1) 図に示す構成例において、SG2の出力を断(OFF)とし、SG1の出力周波数を希望波周波数(試験周波数)に設定し、規定の変調
状態とする。この状態で、受信機に20〔dBμV〕以上の受信機入力電圧を加え、受信機の規定の復調出力が得られるように受
信機の出力レベルを調整後、SG1の出力を断(OFF)とし、このときの受信機の復調出力(雑音)レベルを測定する。
(2) SG1及びSG2を妨害波として接(ON)とし、SG1の出力周波数を試験周波数よりΔf〔Hz〕(規定の周波数割当間隔)高い値に、
SG2の出力周波数を試験周波数より A 〔Hz〕高い値に設定する。
(3) SG1及びSG2を B 状態とし、それぞれの出力電圧が等しい値になるよう保ちながら変化させ、受信機の復調出力(雑音)
が(1)で測定した値より20〔dB〕低い値となるときの妨害波の受信機入力電圧を求める。
(4) SG1の出力周波数を試験周波数よりΔf〔Hz〕低い値に、SG2の出力周波数を試験周波数より A 〔Hz〕低い値に設定し、
(3)と同様の測定を行う。試験結果として上、下妨害波のそれぞれの受信機入力電圧を〔mV〕単位で記載し、
1.78〔mV〕 C であることを確認する。
(5) この測定においては、各標準信号発生器(SG)間の結合によりSG内部で発生する相互変調を防止することが必要であり、
また、法令等で受信機入力電圧は受信機入力端子における信号源の D 電圧とされている。
低周波
発振器
標準信号
発生器1(SG1)
FM(F3E)
受信機
レベル計
結合器
標準信号
発生器2(SG2)
A B C D
1 3Δf 規定の変調 以下 終端
2 3Δf 無変調 以上 開放
3 2Δf 規定の変調 以下 終端
4 2Δf 無変調 以上 終端
5 2Δf 無変調 以上 開放
選択肢
解説
解説本文
展開閉じる
解説
解説本文
各選択肢の解説
- 1
A=3Δf、B=規定の変調、C=以下、D=終端
誤り。三次相互変調が希望周波数に生じる二波は+Δfと+2Δf(または負側)であり、+3Δfではない。
- 2
A=3Δf、B=無変調、C=以上、D=開放
誤り。妨害波は無変調が合うが間隔は2Δfであり、受信機入力電圧は信号源の開放電圧で表す。
- 3
A=2Δf、B=規定の変調、C=以下、D=終端
誤り。間隔は合うが妨害波は無変調で、試験基準1.78mV以上を確認する。
- 4
A=2Δf、B=無変調、C=以上、D=終端
誤り。A,B,Cは合うが、規定受信機入力電圧は信号源の終端電圧でなく開放電圧。
- 5
A=2Δf、B=無変調、C=以上、D=開放
正しい。2(f₀+Δf)−(f₀+2Δf)=f₀の三次積を作る無変調二波を使用し、上下とも1.78mV以上の開放入力電圧で20dB雑音抑圧に達することを確認する。
解説・公式出典について
解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。
最終更新:
出典:公益財団法人日本無線協会 第一級陸上無線技術士試験 2026年7月 無線工学A A20(問題・正答)。解説は過去問AIが独自作成。図・数式語群は原典から切り出し。
制作・確認範囲・誤り報告の手順は 静的解説の確認方針で説明しています。出典リンクや自動テストだけで、解説全体の正確性が保証されるわけではありません。
この問題を AI と深掘りする
用語解説・選択肢分析・類題生成をその場で対話。クイズモードでは解答→解説がゼロ遷移。
関連する問題
無線工学A の他の問題
- 第一級陸上無線技術士2026年1月試験 無線工学A 問1A-1 最大周波数偏移が入力信号のレベルに比例するFM(F3E)変調器に400〔Hz〕の正弦波を変調信号として入力し、その出力をス ペクトルアナライザで観測した。変調信号の振幅を零から徐々に大きくしたところ、1〔V〕で搬送波の振幅が…
- 第一級陸上無線技術士2026年1月試験 無線工学A 問2A-2 次の記述は、我が国の地上系デジタル放送の標準方式(ISDB-T)に用いられているインターリーブについて述べたものである。 このうち誤っているものを下の番号から選べ。 1 外符号のリードソロモン符号、内符号の畳み込み符号を連結し、内符号と外符号の間にバイトインター…
- 第一級陸上無線技術士2026年1月試験 無線工学A 問3A-3 搬送波の位相を変調信号に比例して変調する位相変調(PM:Phase Modulation)において、位相変調波の最大の周波数帯域幅 Bw の大きさの値として最も近いものを下の番号から選べ。ただし、変調信号を100〔kHz〕、位相変調指数を0.4〔rad〕及び位相変 調指数…
- 第一級陸上無線技術士2026年1月試験 無線工学A 問4(FA801-1) A-4 次の記述は、図に示すBPSK 信号及び16QAM 信号の信号点間距離等について述べたものである。 内に入れるべき字句の 正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、ピーク電力とは搬…
- 第一級陸上無線技術士2026年1月試験 無線工学A 問5・ ・ ・ ・ A-5 次の記述は、図に示す直交周波数分割多重(OFDM)方式の復調プロセスの基本的な原理を述べたものである…
他試験の同テーマ問題
トピック「無線工学A」を扱う他試験区分の過去問
- 第二級陸上無線技術士2026年1月試験 無線工学A 問1次の記述は、FM放送に用いられるエンファシスについて述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。
- 第二級陸上無線技術士2026年1月試験 無線工学A 問2次の記述は、我が国の地上波デジタル方式の標準テレビジョン放送に用いられる送信の標準方式について述べたものである。□内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。 放送の伝送方式には、[A]が用いられる。この方式は、送信データを多数の搬送波に分散して送ることにより、単一キャリ…
- 第二級陸上無線技術士2026年1月試験 無線工学A 問3次の記述は、周波数変調(FM)波について述べたものである。□内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、搬送波をa sin ω_c t〔V〕、変調信号をb cos ω_s t〔V〕で表すものとし、搬送波の振幅及び角周波数をa〔V〕及びω_c〔rad/s〕、変調信号…
- 第二級陸上無線技術士2026年1月試験 無線工学A 問4図に示す電力増幅器の総合的な電力効率を表す式として、正しいものを下の番号から選べ。ただし、終段部の出力電力をP_O〔W〕、終段部の直流入力電力をP_DCf〔W〕、励振部の直流入力電力をP_DCe〔W〕とする。
- 第二級陸上無線技術士2026年1月試験 無線工学A 問5次の記述は、デジタル信号の復調(検波)方式について述べたものである。□内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。 (1) マルチパス等の伝搬影響が比較的小さい伝搬環境において、搬送波電力対雑音電力比(C/N)が同じとき、一般的には同期検波の符号誤り率は遅延検波に比べて[…
