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第二級陸上無線技術士令和8年度 7月試験無線工学A問 1

令和8年度 7月試験 第二級陸上無線技術士 無線工学A 問1

難度標準

次の記述は、デジタル通信の変調方式であるPSK及びQAMの一般的な特徴等について述べたものである。□内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、信号空間ダイアグラムとは、信号点配置図である。

(1) 8PSK波の信号空間ダイアグラムでは、8個の信号点配置となる。変調信号に対して搬送波の位相がA〔rad〕の間隔で割り当てられ、シンボル当たり3ビットの情報を送ることができる。

(2) 64QAM波の信号空間ダイアグラムでは、64個の信号点配置となる。よって、シンボル当たりBビットの情報を送ることができる。

(3) PSKは搬送波の位相に、QAMは搬送波の位相だけでなく振幅にも情報を乗せる変調方式である。両変調方式共に、多値化するに従って、隣り合う信号点間距離が狭くなるので原理的に伝送路等におけるノイズやひずみによるシンボル誤りが起こりCなる。

選択肢

解説

結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成

展開
結論Layer 1

適切。8点を2π radへ等間隔配置するとπ/4 rad、64=2⁶より6 bit/シンボル。信号電力を同等とした多値化で点間距離が狭くなると誤判定は起こりやすい。

詳細Layer 2
展開

Δφ=2π/M=2π/8=π/4 rad。

補足Layer 3
展開

情報量b=log₂M、M=64でb=6 bit/シンボル。

雑音・ひずみによる変位が判定境界を越えやすくなるため、多値化の誤り耐性は同一電力などの条件下で低くなる。

各選択肢の解説

1

A:π/2/B:4/C:やすく

Cは適切だが、8PSKの位相間隔は2π/8=π/4、64QAMの情報量はlog₂64=6 bitであり、AとBが不適切。

2

A:π/2/B:4/C:難く

8PSKはπ/4 rad間隔、64QAMは6 bit/シンボルである。多値化で点間距離が狭くなると同一条件の雑音による誤りは起こりやすく、三空欄とも不適切。

3

A:π/4/B:6/C:やすく

適切。8点を2π radへ等間隔配置するとπ/4 rad、64=2⁶より6 bit/シンボル。信号電力を同等とした多値化で点間距離が狭くなると誤判定は起こりやすい。

4

A:π/4/B:6/C:難く

AとBは適切だが、点間距離の縮小は判定余裕を減らすので、Cは「やすく」である。

5

A:π/4/B:4/C:やすく

AとCは適切だが、4 bitで識別できるのは2⁴=16通りであり、64信号点を表すには6 bitが必要。

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解説・公式出典について

解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。

最終更新:

公益財団法人 日本無線協会

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