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第二級陸上無線技術士令和8年度 7月試験無線工学B問 15

令和8年度 7月試験 第二級陸上無線技術士 無線工学B 問15

難度標準

次の記述は、対流圏伝搬の電波通路について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

選択肢

解説

結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成

展開
結論Layer 1

これが誤りである。標準大気の下向き屈折により電波見通しは幾何学的見通しより長い。等価地球半径係数k≈4/3なら距離は約√(4/3)倍になる。

詳細Layer 2
展開

標準大気、球面地球、近地平線

補足Layer 3
展開

dopt≈√(2ah)

dradio≈√(2kah)

標準時k≈4/3 → dradio/dopt≈1.155>1

短いとする4が誤り。

各選択肢の解説

1

標準大気中では、上方にふくらむような弧を描く電波通路となる。

正しい。標準大気では高さとともに屈折率が低下し、電波は緩やかに大地方向へ曲がる。「上方にふくらむ弧」はその曲線形状をいい、上方へ屈折するという意味ではない。

2

接地形ラジオダクトが発生したとき、電波がラジオダクト内で屈折し大地方向へ曲げられ、大地で反射されることを繰り返すような電波通路が生じる。

正しい。接地形ダクトでは屈折による下向きの曲がりと地面反射が組み合わさり、電波が地表付近の層内に捕捉される伝搬が生じる。

3

等価地球半径を用いて作られた地形断面図(見通し図)の上では、電波通路を直線として描くことができる。

正しい。等価地球半径法は大気による電波の曲がりを地球半径側へ換算し、屈折する電波を見通し図上で直線に置き換える。

4

標準大気中で、ある高さから放射された直接波の球面大地上における最も長い伝搬距離は、同じ高さから見た幾何光学的な見通し距離より短い。

これが誤りである。標準大気の下向き屈折により電波見通しは幾何学的見通しより長い。等価地球半径係数k≈4/3なら距離は約√(4/3)倍になる。

5

伝搬路の途中に山がある場合、電波が尾根や頂上付近で大地方向に曲げられる電波通路がある。

正しい。山の尾根や頂上は回折縁となり、幾何学的な影の側へ回り込む電界が生じる。鏡面反射だけに限定されない。

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解説・公式出典について

解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。

最終更新:

公益財団法人 日本無線協会

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