メインコンテンツへスキップ
第二級陸上無線技術士令和8年度 7月試験無線工学B問 18

令和8年度 7月試験 第二級陸上無線技術士 無線工学B 問18

難度標準

次の記述は、電波暗室と電波吸収体について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

(1) 屋外でアンテナ特性を測定すると、大地や周囲の建造物などからの反射波が直接波とともに受信されるため、良好な測定結果が得られない場合がある。電波暗室は、壁、天井及び床に電波吸収体を張り付けて、室内を[A]の状態に近づけ、この中でアンテナ特性などの測定が行えるような構造にしたものである。

(2) 電波吸収体は、電波がその表面に入射したとき、反射されずに内部へ十分に進入して吸収されることが必要である。誘電材料を用いた電波吸収体の場合には、[B]粉末を誘電体表面に塗布したり、誘電体の内部に混入したりする。その形状には、表面を[C]にしたものや、誘電率の異なる平板状の材料を層状に重ねたものなどがある。

選択肢

解説

結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成

展開
結論Layer 1

自由空間に近い低反射環境を作る。誘電系吸収体には黒鉛などの損失材を用い、ピラミッド形状で空間から内部へ実効インピーダンスを徐々に変えて表面反射を抑える。

詳細Layer 2
展開

損失性誘電体と漸変インピーダンス

補足Layer 3
展開

誘電損失密度∝ωε″|E|²

反射係数Γ=(Zin−η₀)/(Zin+η₀)

損失だけ大きくして表面で反射させるのでなく、内部へ入射させて減衰させる。磁性フェライト吸収材の存在を否定せず本問の誘電材料に限定。

各選択肢の解説

1

A 自由空間/B 黒鉛/C ピラミッド状

自由空間に近い低反射環境を作る。誘電系吸収体には黒鉛などの損失材を用い、ピラミッド形状で空間から内部へ実効インピーダンスを徐々に変えて表面反射を抑える。

2

A 自由空間/B フェライト/C 球状

自由空間は正しいが、本問の誘電損失材料は黒鉛であり、形状はピラミッド状が代表である。フェライトは主に磁性損失を利用する別種の吸収材である。

3

A 自由空間/B 黒鉛/C 球状

自由空間と黒鉛はよいが、表面形状は球状でなくピラミッド状である。先端から底部へ徐々に充填率が変わる形が低反射化に有効である。

4

A 誘導電磁界領域/B フェライト/C ピラミッド状

ピラミッド状は正しいが、暗室の目的は反射の少ない自由空間の近似である。誘導電磁界領域を作ることではなく、本問の誘電吸収材には黒鉛を用いる。

5

A 誘導電磁界領域/B フェライト/C 球状

誘導電磁界領域、フェライト、球状はいずれも本問の組合せと合わない。自由空間に近づけるため黒鉛系の損失とピラミッド形状等を利用する。

この解説は?
解説・公式出典について

解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。

最終更新:

公益財団法人 日本無線協会

制作・確認範囲・誤り報告の手順は 静的解説の確認方針で説明しています。出典リンクや自動テストだけで、解説全体の正確性が保証されるわけではありません。

AI コパイロット

この問題を AI と深掘りする

用語解説・選択肢分析・類題生成をその場で対話。クイズモードでは解答→解説がゼロ遷移。

クイズモードで開く

関連する問題

無線工学B の他の問題

他試験の同テーマ問題

トピック「無線工学B」を扱う他試験区分の過去問