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第二級陸上無線技術士令和8年度 7月試験無線工学B問 B-4

令和8年度 7月試験 第二級陸上無線技術士 無線工学B 問B-4

難度標準

次の記述は、超短波(VHF)帯及び極超短波(UHF)帯の電波の見通し外伝搬について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句を下の番号から選べ。なお、同じ記号の[ ]内には、同じ字句が入るものとする。

(1) 電波は、障害物があると[ア]によりその裏側にも回り込んで伝搬する。そのために球面大地上の見通し外伝搬において、伝搬路の途中に[イ]がある場合、それがない場合に比べて[ア]により受信電界強度が上がることがある。

(2) 大気は乱流により絶えず変動しているため、[ウ]が周囲とは違った領域が生じている。この領域で電波が散乱され、見通し外にも伝搬する。この現象を利用する対流圏散乱通信において受信される電波は、多くの散乱体によって散乱されて到来した振幅及び[エ]が異なる多くの波の合成波であるので、[オ]フェージングを生じる。

五つの空欄

各枠に一つずつ選んでください。同じ候補を複数の枠で選べます。未回答の枠があっても採点できます。

五つの独立した回答枠

解説

結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成

展開
結論Layer 1

回折は障害物の縁から幾何学的な影へ電波が回り込む現象であり、原文の「裏側にも回り込んで」に対応する。

詳細Layer 2
展開

適切な位置・高さの山岳があると、その尾根が回折縁として働き、球面大地だけで強く減衰する経路より受信電界が上がることがある。常に上がるとするものではない。

補足Layer 3
展開

大気の温度・圧力・水蒸気量の変動により屈折率が局所的に変化し、その不均一性が電波を散乱させる。

散乱経路長が異なるとφ=2πL/λが異なり、振幅と位相の異なる波が加算される。位相差により強め合いと打ち消し合いが変動する。

多数の独立した散乱成分をランダム位相で加算し、強い支配的直接波がない場合、直交二成分がほぼガウス分布となり、包絡線はレイリー分布に従う。

山岳回折と弱い不均一大気による多数散乱、支配的直接波なし

n=√εr(非磁性気体の近似)

φi=2πLi/λ

E=Σai exp(jφi)

多数独立乱相成分→直交成分ほぼGaussian→包絡線Rayleigh

山岳による電界向上は条件付き。対流圏散乱と、導電性の高い電離層散乱やダクト捕捉を混同しない。

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解説・公式出典について

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最終更新:

公益財団法人 日本無線協会

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