反射を抑えるのはインピーダンス整合、平衡・不平衡変換はバラン。伝送効率は有効出力P2を入力P1で割った無次元量P2/P1である。
令和8年度 7月試験 第二級陸上無線技術士 無線工学B 問9
次の記述は、給電回路について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。
(1) インピーダンスが異なる2つの給電回路を直列接続するときには、反射損を少なくし、効率良く伝送するために[A]回路を用いる。また、インピーダンスが同じであっても平衡回路と不平衡回路を接続するときには、漏れ電流を防ぐために[B]を用いる。
(2) 給電線に入力される電力をP1〔W〕、給電線に接続されている負荷で消費される電力をP2〔W〕としたとき、[C]を伝送効率といい、反射損や給電線での損失が少ないほど伝送効率は良い。
選択肢
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
展開閉じる
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
詳細Layer 2展開閉じる
Γ=(ZL−Z0)/(ZL+Z0)
補足Layer 3展開閉じる
η=Pout/Pin=P2/P1
W/W=1
インピーダンス整合/バラン/P2/P1。
各選択肢の解説
- 1
A アンテナ共用/B バラン/C P1−P2
バランは正しいが、異なるインピーダンスの接続には整合回路を用いる。P1−P2は損失電力の単位Wを持ち、効率ではない。
- 2
A アンテナ共用/B トラップ/C P1/P2
共用回路は同じアンテナを複数回路で使うもので、本問の整合目的とは異なる。平衡・不平衡変換はバランであり、効率は入力で出力を割るP2/P1である。
- 3
A インピーダンス整合/B バラン/C P2/P1
反射を抑えるのはインピーダンス整合、平衡・不平衡変換はバラン。伝送効率は有効出力P2を入力P1で割った無次元量P2/P1である。
- 4
A インピーダンス整合/B トラップ/C P2/P1
整合回路とP2/P1は正しいが、トラップは特定周波数を阻止又は分離する回路であり、平衡・不平衡変換器のバランと異なる。
- 5
A インピーダンス整合/B バラン/C P1−P2
整合回路とバランは正しいが、P1−P2は損失電力である。効率は単位を持たないP2/P1でなければならない。
解説・公式出典について
解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。
最終更新:
公益財団法人 日本無線協会
制作・確認範囲・誤り報告の手順は 静的解説の確認方針で説明しています。出典リンクや自動テストだけで、解説全体の正確性が保証されるわけではありません。
この問題を AI と深掘りする
用語解説・選択肢分析・類題生成をその場で対話。クイズモードでは解答→解説がゼロ遷移。
関連する問題
無線工学B の他の問題
- 第二級陸上無線技術士2026年1月試験 無線工学B 問1A-1 自由空間の固有インピーダンス 𝑍0〔Ω〕を表す式として、正しいものを下の番号から選べ。ただし、自由空間中の誘電率及 び透磁率をそれぞれ 𝜀0〔F/m〕、𝜇0〔H/m〕とする。
- 第二級陸上無線技術士2026年1月試験 無線工学B 問2比誘電率が9で、比透磁率が1の均一な媒質中における平面波の位相速度の値として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、媒質の導電率は零(0)とする。
- 第二級陸上無線技術士2026年1月試験 無線工学B 問3A-3 次の記述は、円形の開口面アンテナの利得とビームの電力半値幅について述べたものである。 内に入れるべき字句の正 しい組合せを下の番号から選べ。ただし、開口面の直径は波長に比べて大きく、波長及び開口効率は一定であり、アンテナの損 失はなく、開口面上の電磁界分布は一様で…
- 第二級陸上無線技術士2026年1月試験 無線工学B 問4A-4 次の記述は、微小ダイポールを正弦波電流で励振した場合に発生する電磁界の成分について述べたものである。このうち正し いものを下の番号から選べ。
- 第二級陸上無線技術士2026年1月試験 無線工学B 問5A-5 半波長ダイポールアンテナを共振状態で用いるために必要な短縮率δ×100〔%〕の値として、最も近いものを下の番号から選 べ。ただし、アンテナの放射抵抗をR〔Ω〕、アンテナの波動インピーダンスを300〔Ω〕とすれば、アンテナの入力インピーダ ンスZin は、次式で表されるも…
他試験の同テーマ問題
トピック「無線工学B」を扱う他試験区分の過去問
- 第一級陸上無線技術士2026年1月試験 無線工学B 問1A-1 次の記述は、電界 𝑬 〔V/m〕と磁界 𝑯 〔A/m〕に関…
- 第一級陸上無線技術士2026年1月試験 無線工学B 問2A-2 次の記述は、アンテナの特性について述べたものである。 内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。 (1) 同じ特性を持つアンテナ素子を平行に2 個並べたアンテナの指向性は、アンテナ単体の指向性に A を掛けたものに 等しい。 (2) 半波長ダイ…
- 第一級陸上無線技術士2026年1月試験 無線工学B 問3A-3 次の記述は、半波長ダイポールアンテナの実効面積を求める過程について述べたものである。 内に入れるべき字句の正 しい組合せを下の番号から選べ。ただし、波長を 𝜆〔m〕とする。 (1) 電界強度が 𝐸〔V/…
- 第一級陸上無線技術士2026年1月試験 無線工学B 問4A-4 自由空間において、放射電力が等しい微小ダイポールと半波長ダイポールアンテナによって最大放射方向の同じ距離の点に生 じるそれぞれの電界強度E1 及びE2〔V/m〕の比E1/E2 の値として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、√5 = 2.24 と する。 1 0.…
- 第一級陸上無線技術士2026年1月試験 無線工学B 問5A-5 周波数が60〔MHz〕の電波を素子の太さが等しい二線式折返し半波長ダイポールアンテナで受信したとき、図に示す等価回路 のようにアンテナに接続された受信機の入力端子ab 間における電圧が6〔mV〕であった。このときの受信点に…
