適合。出力を並列Cの両端から取る一次RC低域回路で、90%時刻t″=−CR ln0.1≈2.3CR、f_c=1/(2πCR)となる。
2026年1月試験 第二級陸上無線技術士 無線工学A 問17
次の記述は、オシロスコープの立ち上がり時間について述べたものである。□内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、log_e(1/0.9)=0.1及びlog_e(1/0.1)=2.3とする。また、eは自然対数の底とする。
(1) オシロスコープの垂直増幅器の高域の減衰特性が6〔dB/oct〕のとき、この特性の等価回路は図1に示す一次の[A]で近似でき、そのステップ応答波形は、図2で表される。ただし、v/Vは、ステップ入力の振幅がV〔V〕、出力の振幅がv〔V〕のときの振幅比であり、次式で表される。v/V={1−e^(−t/(CR))}……①
(2) 立ち上がり時間T_r〔s〕は、v/Vがその最終値1.0の10〔%〕から90〔%〕になるまでの時間で定義されるので、まず、0〔%〕から10〔%〕になる時間t′を求めると、次のようになる。0.1=1−e^(−t′/(CR))、t′≒0.1CR〔s〕……②
同様に0〔%〕から90〔%〕になる時間t″は次のようになる。t″≒[B]〔s〕……③
垂直増幅器の高域しゃ断周波数f_cは、[C]〔Hz〕に等しく、これと式②及び式③より立ち上がり時間T_rを求めると、T_rはf_cと近似的に次式の関係がある。T_r=t″−t′≒0.35/f_c〔s〕
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τ=CR。v/V=1−exp(−t/τ)よりt_p=−τ ln(1−p)。指定近似でt_10≈0.1τ、t_90≈2.3τ、T_r≈2.2τ。f_c=1/(2πτ)なのでT_r f_c≈2.2/(2π)=0.35014。CRはΩ·F=s、1/(CR)はHzである。
各選択肢の解説
- 1
A:低域フィルタ(LPF) B:0.23CR C:2πCR
Aは合うが、Bは2.3CRであり0.23CRではない。Cは周波数なので時定数CRの逆数を含む1/(2πCR)である。
- 2
A:低域フィルタ(LPF) B:2.3CR C:2πCR
A・Bは合うが、Cの2πCRは時間の単位を持つ。しゃ断周波数は1/(2πCR)である。
- 3
A:低域フィルタ(LPF) B:2.3CR C:1/(2πCR)
適合。出力を並列Cの両端から取る一次RC低域回路で、90%時刻t″=−CR ln0.1≈2.3CR、f_c=1/(2πCR)となる。
- 4
A:高域フィルタ(HPF) B:0.23CR C:1/(2πCR)
Cは合うが、AはLPFであり、Bは2.3CRである。HPFのステップ出力は最終値1へ上昇する本図の形にならない。
- 5
A:高域フィルタ(HPF) B:2.3CR C:2πCR
Bは合うが、AはLPF、Cは1/(2πCR)である。入力から出力へ直列R、出力と帰路間にCが接続されている。
解説・公式出典について
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