メインコンテンツへスキップ
第二級陸上無線技術士令和8年度 7月試験無線工学A問 16

令和8年度 7月試験 第二級陸上無線技術士 無線工学A 問16

難度標準

次の記述は、ブロック符号を例にして、誤り訂正符号の生成及び誤り検出・訂正の原理について述べたものである。□内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。なお、同じ記号の□内には、同じ字句が入るものとする。

(1) 送信側では、受信側へ送信する情報データに対して検査ビットを計算し、その計算した検査ビットを情報ビットに付加して符号語を生成する。例えば、生成した符号語S₁とS₂を受信側へ伝送したとき、その伝送路上でさまざまなノイズの影響を受け、S₁のd個のビットが反転してS₁とS₂が同じものとなった場合は、受信側では誤ってS₁をS₂と判断してしまう。この場合の送信側のS₁とS₂間のハミング距離は、Aである。

(2) 図は、ハミング距離の空間について、S₁とS₂のビットがそれぞれt個反転したときの範囲を円で示している。S₁とS₂のハミング距離の最小距離をdminとすると、一般に、dmin≧Bであれば、図に示すようにハミング距離の空間内で、S₁とS₂を中心とする半径tの円は互いに交わったり接したりすることがない。

(3) 一般に、ブロック符号では、送信側のS₁とS₂間のハミング距離を必ずB以上になるように工夫して検査ビットを計算して情報ビットに付加し送信する。受信側では、任意の符号語間のハミング距離がB以上とわかっているからC個以下の誤りを訂正できる。

選択肢

解説

結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成

展開
結論Layer 1

適切。異なるビット数がdなので距離d。三角不等式から半径tの二球が重なるなら符号語距離は2t以下となるため、整数距離2t+1以上でt個までの誤りを一意に訂正できる。

詳細Layer 2
展開

dH(S₁,S₂)=相違bit数=d。

補足Layer 3
展開

t訂正の条件はdmin>2t、整数でdmin≧2t+1。一般に訂正可能数はfloor((dmin−1)/2)。

各選択肢の解説

1

A:2d/B:2t−1/C:t

d個の相違ビットを反転して一致するので距離はdであり、2dではない。また半径tの二球を分離するには整数距離で2t+1以上が必要。

2

A:2d/B:2t+1/C:2t

距離はdであり2dではない。Bは適切だが、dmin≧2t+1で保証できる訂正はt個までであり2t個ではない。

3

A:d/B:2t−1/C:2t

Aは適切だが、dmin≧2t−1では半径tの領域が重なり得る。2t個訂正を保証するには少なくとも4t+1の距離が必要。

4

A:d/B:2t−1/C:t

AとCは適切だが、Bは2t+1。dmin=2t−1を許すと、受信語が二つの符号語に近い場合を除けない。

5

A:d/B:2t+1/C:t

適切。異なるビット数がdなので距離d。三角不等式から半径tの二球が重なるなら符号語距離は2t以下となるため、整数距離2t+1以上でt個までの誤りを一意に訂正できる。

この解説は?
解説・公式出典について

解説は学習支援用に作成したもので、試験実施機関による公式解説ではありません。 事実誤認・選択肢の取り違え・最新法令の反映漏れ等を含む可能性があるため、 重要な判断は必ずリンク先の公式資料でご確認ください。

最終更新:

公益財団法人 日本無線協会

制作・確認範囲・誤り報告の手順は 静的解説の確認方針で説明しています。出典リンクや自動テストだけで、解説全体の正確性が保証されるわけではありません。

AI コパイロット

この問題を AI と深掘りする

用語解説・選択肢分析・類題生成をその場で対話。クイズモードでは解答→解説がゼロ遷移。

クイズモードで開く

関連する問題

無線工学A の他の問題

他試験の同テーマ問題

トピック「無線工学A」を扱う他試験区分の過去問